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韓米FTA発行100日…中国に劣勢だった綿素材製品の米国輸出が大幅増

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
自動車コンデンサー専門製造会社ヒョスンは最近、米国のバイヤーと400万ドル(約45億ウォン)の受注契約を締結した。 これは例年の4倍にのぼる契約規模。 欠陥が多い中国産に失望した米バイヤーが、韓国産製品の関税(5.6%)が撤廃された後、価格競争力があると認めたのだ。 韓国産コンデンサーは今年1-4月、対米輸出が前年同期比で31倍に増えた。

韓米自由貿易協定(FTA)発効から100日が過ぎ、韓国産製品の対米輸出が大きく増えている。 韓国貿易協会国際貿易研究院が最近発表した「韓米FTA発効後の米国輸入市場シェア国際比較」によると、今年4月の米国輸入市場で韓国製品のシェアは2.89%だった。 これは08年のグローバル経済危機以降、最高だ。

同じ時期、日本製品の米国市場シェアは6.39%で、韓国との差は3.49ポイントに縮まった。 日本と韓国のシェア格差は東日本大地震被害の復旧に伴い、今年2月には4.68ポイントまで開いた。 オ・サンボン国際貿易研究院長は「日本とシェアの差が狭まった最も大きな理由は韓米FTA発効効果と考えられる」とし「こうした傾向が長期的に続くかどうかはまだ分からないが、韓米FTAの発効で韓国製品の競争力が米国市場で向上していることは間違いない」と述べた。 日本とシェアの差が狭まると同時に、台湾とのシェアの差は1.12ポイントに広まった。 09年以来、最大の差だ。


韓国製品の米国輸出増大は中小企業の活躍が大きい。 KOTRA(大韓貿易投資振興公社)が米国素材貿易館を通じて、自動車部品や繊維など15大品目を調査した結果だ。 自動車部品の対米輸出は過去最大を更新中だ。 今年1-4月、ギア類の対米輸出は例年に比べて3倍ほど増えた。

これまで低価格の中国・ベトナム製品に劣勢でマイナス成長を免れなかった繊維・衣類輸出も勢いづいている。 FTA発効で11.5%の関税が撤廃された綿素材製品の対米輸出は発効前に比べて61%増、14.9%の関税が消えた化学繊維製品は58%増となった。 韓国国内とインドネシアで衣類を生産し、90%以上を米国に輸出しているヌリアンインターナショナルが代表的な受恵企業だ。 FTA発効を契機に、DKNY、ヴィクトリアシークレットなどのバイヤーが、中国や東南アジアで生産してきた製品の一部をヌリアン韓国工場で生産するための協議を進めている。

ユン・ジェチョンKOTRA(大韓貿易投資振興公社)市場調査室長は「やや早い感はあるが、産業界のあちこちでプラスの信号が感知されていて、FTAで恩恵を受ける企業は国内生産の拡大で、経済の好循環構造を形成しつつある」と述べた。



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