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鬱陵空港の建設、実現なるか…「日本の独島領有権の主張にも対応」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

写真は独島(ドクト、日本名・竹島)。

鬱陵空港の敷地。

鬱陵島(ウルルンド)の空港建設が今回は実現するのか。24日の慶尚北道(キョンサンブクド)と鬱陵郡によると、韓国開発研究院(KDI)は来月、鬱陵空港建設事業に対する予備妥当性調査結果を発表する。

この事業は鬱陵邑沙洞(サドン)3里の沙洞港付近に50人乗り規模の航空機が離着陸できる幅80メートル、長さ1100メートルの滑走路を備えた空港を建設するという内容だ。事業期間は今年から2017年まで、予算は4797億ウォン(約320億円)。

これに先立ち、2010年10月の予備妥当性調査では、経済性がないという結果で推進にブレーキがかかった。これを受け、慶尚北道(キョンサンブクド)と鬱陵郡は昨年7月、滑走路の長さを1200メートルから1100メートルに、幅を150メートルから80メートルに縮小し、予備妥当性調査を申請した。事業費も6538億ウォンから大幅に減らした。


鬱陵郡の関係者は「空港ができれば日本の独島(ドクト、日本名・竹島)領有権の主張や挑発に対応する国土守護施設機能も果たせる」と述べた。また、海に突き出した滑走路が津波発生時に防波堤の役割を兼ね、急病患者も運べるという説明だ。

観光産業の活性化も期待される。昨年、鬱陵島を訪れた観光客は35万人だった。今年は50万人と予想され、増える観光需要を船便で解決するには限界に達している状況だ。特に気象が悪化すれば、年間100日ほど陸地との通行が途絶える。今回の審査には、全羅南道新安郡(チョンラナムド・シンアングン)の黒山(フクサン)島空港も含まれている。

チャ・スイル鬱陵郡守は「橋の建設で交通が便利になった西・南海岸の島と違い、鬱陵島は国土のうち最後の孤立地域。30年以上の念願事業である鬱陵空港の建設だけがこの問題を解決できる」と述べた。



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