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「女のために…」 原辰徳監督、暴力団員に1億円払う

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

原辰徳監督

日本のプロ野球球団、読売ジャイアンツの原辰徳監督(53)が女性問題で更迭危機を迎えている。

週刊文春は21日付の最新号で、「原監督が06年に暴力団員に女性問題で脅迫を受け、1億円(約15億ウォン)を支払った」と報道した。

原監督と読売球団側は20日、「1億円を渡したのは事実だが、金を受け取った相手は暴力団員ではない」とし、名誉毀損容疑で週刊誌を告訴した。


記事によると、06年8月、「プロ野球関係者」という2人の男が原監督に会い、「あなたが1988年(当時は選手)に関係を持った女性の日記を持っている」と言って複写本を見せ、お金を要求したという。

当時1億円を渡した原監督は警察と球団にこれを知らせなかった。その後、09年4月に金を受け取った2人のうち1人が属していた暴力団の親分が球団側に「日記を返してほしい」と要求した。球団はその時に事実関係を把握し、その親分は同年12月、球団関係者を脅迫して逮捕された。

原監督はこの日の謝罪文で「09年にまた同じ件で問題になった時、妻にも告白した」とし「私個人の不徳の致すところであり、浅はかなことをした」と謝罪した。女性の日記には原監督のほか、読売球団の他の選手2人(以後コーチ)の名前も含まれていたという。

一方、読売グループは、相次ぐ読売球団関連の不正暴露記事が、グループ第1人者の渡辺恒雄会長(86)によって会社を追い出された清武英利元球団代表(63)によるものとみて、この日、原監督名義の「清武さんへ」と題した警告の手紙を発表した。

清武元球団代表はかつて渡辺会長の最側近と呼ばれた人物。昨年末、「渡辺会長は不当な独裁者」として‘内部クーデター’を起こして失敗した。その後、「読売球団は過去、不正な方法で新人選手をスカウトした」という内容の記事が朝日新聞で暴露されると、渡辺会長は「ドブネズミか泥棒猫か知らないが…」と言って清武元代表を情報源に挙げた。

日本メディアは20日、「服装や言動に厳しい読売球団の基準で見ると、原監督は解任されるべき」とし「しかし渡辺会長の自尊心がかかわる問題であるため、原監督は当分やめたくてもやめられないだろう」と予想している。



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