北朝鮮が10年連続で世界最悪の人身売買国家に選ばれた。 米国務省が最近発表した人身売買年次報告書の調査結果だ。
20日の米自由アジア放送(RFA)によると、米国は19日、世界人身売買実態に関する年次報告書(Trafficking in Persons Report 2012)を発表し、北朝鮮を最悪の「3等級」に分類した。
報告書は「北朝鮮は住民に対する強制労働、強制結婚、売春など深刻な人身売買実態を改善しようという意志が全くない」と指摘した。
世界186カ国を対象にした今回の報告書で、北朝鮮は人身売買を根絶するための最小限の基準も遵守せず、是正の努力も全くしない国が分類される「3等級国家」17カ国に含まれた。
米国務省のルイス・シドバカ人身売買根絶担当大使は「数年間にわたり北朝鮮当局が中東やロシアなどに労働者を送り、賃金を搾取するだけでなく、徹底的に監視し、移動の自由まで剥奪しているという点で、強制労働問題は深刻だ」と伝えた。
北朝鮮は政府がロシア・アフリカ・東欧など外国政府と労働者海外派遣契約を結び、強制労役をさせている。 監視員が常に行動を監視し、脱出した場合は本人や家族にひどく処罰を加える。
また報告書は、北朝鮮では強制労働が住民を政治的に弾圧するのに利用されている、と指摘した。 約13万-20万人にのぼる北朝鮮住民が、適法な手続きで有罪判決を受けず、政治犯収容所で強制労働をしているということだ。
特に北朝鮮女性が中国同胞と北朝鮮男性からなる専門組織によって中国の男性と強制結婚をさせられたり、売春をさせられている問題が深刻だと、報告書は伝えた。
中国で脱北者救助活動をする匿名の人権活動家は「中国の男性と結婚した女性が北朝鮮に強制送還され、子どもと別れ、処罰を受ければ、中国政府も北朝鮮女性の人身売買に責任があるということを知らせる必要がある」と述べた。
このほか報告書は「北朝鮮は強制労働収容所を閉鎖し、住民が自ら自由に職業を選択できるように認めるべき」とし「人権を保障するよう国際社会と協力しなければならない」と強調した。
金晋希(キム・ジンヒ)記者
20日の米自由アジア放送(RFA)によると、米国は19日、世界人身売買実態に関する年次報告書(Trafficking in Persons Report 2012)を発表し、北朝鮮を最悪の「3等級」に分類した。
報告書は「北朝鮮は住民に対する強制労働、強制結婚、売春など深刻な人身売買実態を改善しようという意志が全くない」と指摘した。
世界186カ国を対象にした今回の報告書で、北朝鮮は人身売買を根絶するための最小限の基準も遵守せず、是正の努力も全くしない国が分類される「3等級国家」17カ国に含まれた。
米国務省のルイス・シドバカ人身売買根絶担当大使は「数年間にわたり北朝鮮当局が中東やロシアなどに労働者を送り、賃金を搾取するだけでなく、徹底的に監視し、移動の自由まで剥奪しているという点で、強制労働問題は深刻だ」と伝えた。
北朝鮮は政府がロシア・アフリカ・東欧など外国政府と労働者海外派遣契約を結び、強制労役をさせている。 監視員が常に行動を監視し、脱出した場合は本人や家族にひどく処罰を加える。
また報告書は、北朝鮮では強制労働が住民を政治的に弾圧するのに利用されている、と指摘した。 約13万-20万人にのぼる北朝鮮住民が、適法な手続きで有罪判決を受けず、政治犯収容所で強制労働をしているということだ。
特に北朝鮮女性が中国同胞と北朝鮮男性からなる専門組織によって中国の男性と強制結婚をさせられたり、売春をさせられている問題が深刻だと、報告書は伝えた。
中国で脱北者救助活動をする匿名の人権活動家は「中国の男性と結婚した女性が北朝鮮に強制送還され、子どもと別れ、処罰を受ければ、中国政府も北朝鮮女性の人身売買に責任があるということを知らせる必要がある」と述べた。
このほか報告書は「北朝鮮は強制労働収容所を閉鎖し、住民が自ら自由に職業を選択できるように認めるべき」とし「人権を保障するよう国際社会と協力しなければならない」と強調した。
金晋希(キム・ジンヒ)記者
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