中国山東省青島の韓国総領事館所属領事が、現地韓国企業の工場に無断侵入した中国人によって一時抑留されるという事態が発生した。韓国企業と工場敷地の賃貸料問題で対立してきた現地の村が、住民を動員して抑留したのだ。
被害企業のシンシン体育用品有限公社(シンシン商事の中国現地生産法人)と青島総領事館の関係者によると、K領事が抑留されたのは12日。この日午後6時30分ごろ、村の住民およそ40人が工場の塀を乗り越えて無断侵入した。住民は変電室に入って電気を遮断した後、工場のすべての出入り口を封鎖した。
驚いた会社の関係者は公安(警察)に申告したが、出動した警察は「交渉で円満に解決すべき」という言葉を繰り返した。会社側は急いで韓国総領事館に助けを求めた。連絡を受けて午後7時30分ごろ工場に到着したK領事は、1時間ほど会社側と対策を議論して引き返そうとしたが、正門で住民の制止を受けた。K領事は何度か抜け出そうとしたが、不可能だったため、中国政府側に緊急電話をかけた。結局、抑留から20分後に現場を離れることができた。
現場にいた会社関係者は「K領事はしばらく危険な雰囲気の中にいた」と伝えた。総領事館の関係者は「現場を抜け出すのに困難があった」と述べた。
「スター」ブランドのバスケットボールやサッカーボールを生産するこの企業は1991年の中国進出当時、現地の村と50年の賃貸借契約を結んだ。法に基づくと2041年まで一定の賃貸料で工場を運営できる。しかし地価が上昇すると、村側は当初、賃貸料500%引き上げと2年単位の再契約を提示した。会社側が「無理な要求だ」として拒否すると、村側は住民を動員し、先月15日から正門を封鎖している。青島総領事館側は山東省に対し、住民の違法封鎖を解除してほしいと9回も要求したが、いかなる措置も取られていない。
シンシン商事のチョン・ウォンジョ代表は「無法状態で輸出の注文も受けられずにいる。対策が切実だ」と述べた。
被害企業のシンシン体育用品有限公社(シンシン商事の中国現地生産法人)と青島総領事館の関係者によると、K領事が抑留されたのは12日。この日午後6時30分ごろ、村の住民およそ40人が工場の塀を乗り越えて無断侵入した。住民は変電室に入って電気を遮断した後、工場のすべての出入り口を封鎖した。
驚いた会社の関係者は公安(警察)に申告したが、出動した警察は「交渉で円満に解決すべき」という言葉を繰り返した。会社側は急いで韓国総領事館に助けを求めた。連絡を受けて午後7時30分ごろ工場に到着したK領事は、1時間ほど会社側と対策を議論して引き返そうとしたが、正門で住民の制止を受けた。K領事は何度か抜け出そうとしたが、不可能だったため、中国政府側に緊急電話をかけた。結局、抑留から20分後に現場を離れることができた。
現場にいた会社関係者は「K領事はしばらく危険な雰囲気の中にいた」と伝えた。総領事館の関係者は「現場を抜け出すのに困難があった」と述べた。
「スター」ブランドのバスケットボールやサッカーボールを生産するこの企業は1991年の中国進出当時、現地の村と50年の賃貸借契約を結んだ。法に基づくと2041年まで一定の賃貸料で工場を運営できる。しかし地価が上昇すると、村側は当初、賃貸料500%引き上げと2年単位の再契約を提示した。会社側が「無理な要求だ」として拒否すると、村側は住民を動員し、先月15日から正門を封鎖している。青島総領事館側は山東省に対し、住民の違法封鎖を解除してほしいと9回も要求したが、いかなる措置も取られていない。
シンシン商事のチョン・ウォンジョ代表は「無法状態で輸出の注文も受けられずにいる。対策が切実だ」と述べた。
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