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「ハーレムでも頑張れば成功する」という信念、韓国式教育のおかげ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

デモクラシー・プレップ・チャータースクールのセス・アンドリュー校長はインタビュー中、ずっと黄色い帽子をかぶっていた。 アンドリュー校長は韓国教育の価値と精神を強調した。

1980年代まで麻薬と犯罪の温床だった米ニューヨークのハーレム。 6年前、ここにデモクラシー・プレップ・チャータースクールを設立したセス・アンドリュー校長(32)は、普段から黄色い帽子をかぶっている。 アンドリュー校長が設立した学校の生徒は80%が黒人、残り20%はヒスパニック系だ。

昨年、この学校はニューヨーク州全体公立学校で最高の成績を出した。 アンドリュー校長の帽子はそのプライドの象徴だ。 アンドリュー校長は「ハーレムでも熱心に勉強すれば成功するという信念を抱くようになったのは、韓国式の教育のおかげだった」と述べた。 アンドリュー校長に校長室でインタビューした。

--韓国で英語の教師だったと聞いた。


「妻が2000年にフルブライトの支援で天安(チョンアン)で英語の教師をした。 妻に会いに韓国へ行ったが、韓国の教育を経験してほしいという妻の強い勧めで、天安のある中学校で1年間、教鞭を握った。 経済的に余裕がない保護者があらゆることを犠牲にして、子どもたちに少しでも多くのことを教えようとするのを見て驚いた。 みんな教育だけが家族と国を貧困から救うと信じていた。 いつか米国に戻って韓国の教育の精神を生かした学校を設立しようと心に決めた」

--ハーレムに学校を設立した理由は。

「私が生まれて育ったところだ。 1920年代のハーレムは米国の黒人芸術が生まれるところだった。 代表的な黒人の詩人ラングストン・フューズが私たちの学校の建物で詩を書いた。 今はもうみんな忘れてしまっているハーレムルネサンスの夢を、韓国式教育を通じて復活させたかった」

--韓国人の生徒が1人もいない学校で韓国語を教える理由は。

「韓国語は単に外国語でなく、文化と価値だ。 韓国語で教師を‘ソンセンミム’と尊敬語で呼ぶが、自然に尊敬の気持ちが込められる。 韓国語を通じて韓国の教育の精神を生徒に教えようとした。 私たちの学校の250人の全校生は韓国語が必修だ。 合唱のクラスではアリランを習う。 今年初めて私たちの学校の生徒が韓国語評価試験を受ける。 米国にいる韓国系2世に劣らないと期待している」

--生徒の成績を高めた秘訣は。

「私たちの学校は午前7時45分に授業を始め、午後5時15分に終わる。 放課後には各種課外活動もする。 生徒が学校にいる時間が一般の公立学校の1.5倍ほど長い。 また私たちの学校は公立学校はもちろん、名門私立学校にも劣らない教師を確保している」

--良い教師を確保するには予算が必要だが。

「チャータースクールは公立学校よりも政府の支援金が少ない。 その代わり私たちは公立学校のように教師の年金制度がない。 そこで予算をかなり節約する。 2つ目は事務職が少ない。 3つ目は不必要な機材や資材の購入にお金を使わない。 私たちの学校には先端機器がない。 教室には黒板と先生だけだ。 教材も教師が制作して分ける。 予算はできる限り立派な教師を採用するのに使う」

--成績にこだわるという批判もある。

「テストは多いが、それは生徒にどんなことを教えるべきかを知るための手段にすぎない。 生徒は勉強ばかりするわけではない。 鳳山(ボンサン)タルチュム(仮面踊り)やテコンドーのような課外活動もする。 韓国のように一日に10時間ずつ毎日勉強ばかりすれば成績は上がっていないはずだ」

--韓国訪問の目的は。

「生徒を韓国に送って韓国の発展の姿を見せ、韓国語の実力も発揮してもらいたいが、予算が足りない。 韓国の学校や団体と姉妹提携を締結することを望んでいる」



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