国際原子力機構(IAEA)による古里(コリ)原子力発電所1号機に対する安全点検結果は、機張郡(キジャングン)の住民の期待値とはかけ離れている。古里1号機の大停電隠蔽の事実が明らかになった直後の3月に機張郡の住民らが知識経済部の洪錫禹(ホン・ソクウ)長官にIAEAのような国際機関による安全性点検を要請したのは総体的点検だった。しかし今回の点検はその一部分だけを調べるのにとどまった。
IAEA調査団長は「(2月に発生した古里1号機)停電事故に対する安全点検が目的だった」と記者会見で話した。「原子炉圧力容器が安全だということを確認したか」という記者らの質問に、「そのような点検はしなかった」と答えた。全般的に大停電を起こした非常電源系統と原発の安全意識と文化水準などを調べたというのがIAEAの発表内容だ。
IAEAの点検結果は大部分が韓国原子力安全委員会の精密診断で問題点があらわれたものだ。大停電に対する報告規定に対する違反と非常ディーゼル発電機の空気圧縮バルブの異常が発見され、新しいものに変えることにしたとも発表した。原発従事者らの安全意識と協力企業の管理・監督が不十分だったという問題点も今回の結果発表と同じように原子力安全委員会点検でも指摘された。
問題は古里1号機に対する安全性議論だ。古里1号機の閉鎖を主張している環境団体と一部地域住民、一部政治家の声が高まっている状況でIAEAの断片的な点検だけでは不安を解消するには足りないためだ。住民の不安を解消しようとする点検ならば最低限核心部品はすべて調べなければならなかったというのが原子力専門家らの指摘だ。
事実2007年の古里1号機の寿命延長のための点検時は18カ月間に200人余りの専門家が投入され16分野112種類を精密に調べた。原子炉から各種パイプ、ねじに至るまでチェックしていないものはなかったが、今回の点検ではそれより良い部分はなかったという評価もある。
IAEA調査団長が「原発の安全だけでなく中古部品などその他の事故まで調査しろと(住民または環境団体が)いうが極端だ」と話したことから、韓国水力原子力が住民の雰囲気をしっかりと把握できていなかったという指摘が出ている。このためIAEAが安全点検結果を本部に報告した後、韓国水力原子力に勧告事項として伝える予定だが実効性は少ないだろうということだ。これに対して韓国水力原子力のソル・ドンウク広報室長は「一部では8日間現場を見てどうして安全可否を判断できるのかと話しているが、点検団は現場訪問前の2カ月間に膨大な資料を要請し検討した」と話した。
IAEA調査団長は「(2月に発生した古里1号機)停電事故に対する安全点検が目的だった」と記者会見で話した。「原子炉圧力容器が安全だということを確認したか」という記者らの質問に、「そのような点検はしなかった」と答えた。全般的に大停電を起こした非常電源系統と原発の安全意識と文化水準などを調べたというのがIAEAの発表内容だ。
IAEAの点検結果は大部分が韓国原子力安全委員会の精密診断で問題点があらわれたものだ。大停電に対する報告規定に対する違反と非常ディーゼル発電機の空気圧縮バルブの異常が発見され、新しいものに変えることにしたとも発表した。原発従事者らの安全意識と協力企業の管理・監督が不十分だったという問題点も今回の結果発表と同じように原子力安全委員会点検でも指摘された。
問題は古里1号機に対する安全性議論だ。古里1号機の閉鎖を主張している環境団体と一部地域住民、一部政治家の声が高まっている状況でIAEAの断片的な点検だけでは不安を解消するには足りないためだ。住民の不安を解消しようとする点検ならば最低限核心部品はすべて調べなければならなかったというのが原子力専門家らの指摘だ。
事実2007年の古里1号機の寿命延長のための点検時は18カ月間に200人余りの専門家が投入され16分野112種類を精密に調べた。原子炉から各種パイプ、ねじに至るまでチェックしていないものはなかったが、今回の点検ではそれより良い部分はなかったという評価もある。
IAEA調査団長が「原発の安全だけでなく中古部品などその他の事故まで調査しろと(住民または環境団体が)いうが極端だ」と話したことから、韓国水力原子力が住民の雰囲気をしっかりと把握できていなかったという指摘が出ている。このためIAEAが安全点検結果を本部に報告した後、韓国水力原子力に勧告事項として伝える予定だが実効性は少ないだろうということだ。これに対して韓国水力原子力のソル・ドンウク広報室長は「一部では8日間現場を見てどうして安全可否を判断できるのかと話しているが、点検団は現場訪問前の2カ月間に膨大な資料を要請し検討した」と話した。
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