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「ブレンド油価格の上昇は韓国企業が原因」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
英フィナンシャルタイムズ(FT)紙が6日(現地時間)、「韓国の石油精製企業が英国北海産ブレンド油の価格を引き上げている」と報じた。

同紙によると、韓国・欧州連合(EU)自由貿易協定(FTA)が昨年7月に発効し、欧州産原油に適用された関税が撤廃され、韓国国内の石油精製企業がブレンド油を大量に購入しているという。

これまで韓国国内の企業はブレンド油をほとんど輸入していなかった。 ブレンド油はドバイ原油に比べて不純物が少なく、精製費用は抑えられるが、運送費が高かったからだ。 しかし同紙は「韓国・EU間FTAのため関税3%が撤廃されたうえ、中東地域の政情不安定でドバイ原油価格が上昇し、韓国の企業がブレンド油を積極的に購入している」と報じた。 関税の撤廃で韓国国内の精製会社が運送費を負担できるようになったということだ。


同紙は「5月の1カ月間、韓国の企業がブレンド油の一つ、フォーティズ(Forties)油300万バレルを輸入した」とし「これはフォーティズ油の5月の生産量1140万バレルの25%ほどになる」と述べた。

ロンドン原油市場のある原油トレーダーはFTのインタビューで、「韓国企業のブレンド油購入は新しい価格決定要因になった」とし「韓国企業は6月引き渡し分のブレンド油を200万バレル注文し、さらに100万バレルを追加するだろうという話まで出ている」と述べた。

欧州では景気沈滞の影響でブレンド油の需要が減っている。 このため最近、ブレンド油の価格は15カ月ぶりの最低水準となる1バレル=95ドルまで落ちた。 しかしまた100ドルを回復した。 韓国石油精製企業の注文が影響したということだ。



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