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李明博大統領「下半期に低成長率の兆候…徹底的に対応を」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領が初めて景気低迷の可能性に言及した。

李大統領は5日、「韓国経済に低成長の兆候が見られるが、これは輸出と雇用に直結する」とし「(景気を)上低下高(上半期に低成長、下半期に高成長)と予想したが、むしろ下半期の成長が委縮する可能性があるため、経済チームは徹底的に対応してほしい」と要求した。李大統領はこの日の国務会議で欧州財政危機に言及し、このように述べたと、パク・ジョンハ青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官が伝えた。

また李大統領は「世界すべての国は経済に力を尽くすが、大韓民国は経済とともに安保についても悩む必要がある」とし「経済チームは経済に全力を尽くし、安保チームは安保に対する確固たる信頼を国民に見せる必要がある。今年は2つの軸をバランスよく運営しなければならない」と述べた。


李大統領はこの日、国務委員に「非常な覚悟でしてほしい」という趣旨の要請を3度もした。「公務員全体がこうした状況を理解して確固たる姿勢で取り組んでほしい」とも語った。

これに関し青瓦台の関係者は「欧州への輸出が急減傾向にあるうえ、中国への輸出も減っているため、低成長状況になるかもしれないという懸念がある」とし「当初、物価と雇用に国政の中心を合わせたが、このようになれば他の方法も考える必要があるのではという側面で可能性に備えてほしいという趣旨」と説明した。

実際、李大統領が主宰した先月31日の非常経済対策会議で、専門家らは「欧州の長期沈滞に対応する必要がある」と助言したという。ある出席者は「世界経済が日本のように‘失われた10年’を迎えるかもしれない」という見方も示したという。



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