韓国が保有する弾道ミサイルの射程距離を550キロに延長することで韓米が合意したと、中央日報が4日、報じた。 これに関し韓国国防部は「まだ確定していない」という立場だ。 国防部の立場が事実なら幸いだ。 ミサイル射程距離を550キロに制限すれば、対北朝鮮抑止力の強化に大きな問題が生じるからだ。
米国はミサイル技術管理レジーム(MTCR)を運営し、同盟国と個別に射程距離を制限する協定を結んでいる。 代表的な戦略武器である弾道ミサイルの拡散を防止するための政策だ。 韓米両国が1979年に合意し、01年に改定した現行ミサイル指針は、射程距離を300キロに、弾頭の重量を500キロに制限している。 しかし米国は各国の事情によって異なる射程距離と弾頭重量を定めている。
北朝鮮は70年代からミサイル開発に積極的に取り組んできた結果、韓国全域を射程圏とする中短距離弾道ミサイルをすでに1000機近く実戦配備している。 またノドンやテポドンなど中長距離ミサイルも多数保有している。 これらすべてはこの十数年間のことだ。 これを受け、南北のミサイル戦力は比較にならないほど差が生じた。
昨年10月に米国を訪問した李明博(イ・ミョンバク)大統領がオバマ大統領に射程距離延長の必要性を強調して以来、両国は交渉を行ってきた。 米国側は韓国の安保的必要を満たすレベルまで射程距離を増やすのに消極的だという。
射程距離が550キロとなる場合、韓国の対北朝鮮打撃能力は大きく制限されるしかない。 北朝鮮の北部地域を打撃するためにはミサイル部隊が最前方に配置されるしかなく、その場合、北朝鮮の長距離ミサイルや短距離ミサイルの集中的攻撃を避けるのが難しいからだ。 したがって射程距離が少なくとも800キロ以上になるべきだというのが多数の専門家の意見だ。 韓国政府はいかなる場合であっても射程距離800キロを貫徹しなければならない。
米国はミサイル技術管理レジーム(MTCR)を運営し、同盟国と個別に射程距離を制限する協定を結んでいる。 代表的な戦略武器である弾道ミサイルの拡散を防止するための政策だ。 韓米両国が1979年に合意し、01年に改定した現行ミサイル指針は、射程距離を300キロに、弾頭の重量を500キロに制限している。 しかし米国は各国の事情によって異なる射程距離と弾頭重量を定めている。
北朝鮮は70年代からミサイル開発に積極的に取り組んできた結果、韓国全域を射程圏とする中短距離弾道ミサイルをすでに1000機近く実戦配備している。 またノドンやテポドンなど中長距離ミサイルも多数保有している。 これらすべてはこの十数年間のことだ。 これを受け、南北のミサイル戦力は比較にならないほど差が生じた。
昨年10月に米国を訪問した李明博(イ・ミョンバク)大統領がオバマ大統領に射程距離延長の必要性を強調して以来、両国は交渉を行ってきた。 米国側は韓国の安保的必要を満たすレベルまで射程距離を増やすのに消極的だという。
射程距離が550キロとなる場合、韓国の対北朝鮮打撃能力は大きく制限されるしかない。 北朝鮮の北部地域を打撃するためにはミサイル部隊が最前方に配置されるしかなく、その場合、北朝鮮の長距離ミサイルや短距離ミサイルの集中的攻撃を避けるのが難しいからだ。 したがって射程距離が少なくとも800キロ以上になるべきだというのが多数の専門家の意見だ。 韓国政府はいかなる場合であっても射程距離800キロを貫徹しなければならない。
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