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米国の“ラーメンの神” 「辛口は韓国ラーメンが世界最高」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ラーメンブロガーのハンス・リネッシュさんが農心(ノンシム)の「ノグリ」ラーメンを試食している。www.ramenrater.comと書かれた帽子はリネッシュさんの夫人が作ったものだ。

「世界のラーメンの中で辛口は韓国ラーメンが断トツ」。米国でラーメンブログ「ラーメンレイター」(www.ramenrater.com)を運営するハンス・リネッシュさん(37)の評価だ。

リネッシュさんは最近、「甘辛さと玉ねぎなど野菜の風味が素晴らしい」とし、4月に発売された農心「チンチャチンチャ」に4.75点(5点満点)をつけた。以前に農心「辛ラーメンブラック」とパルド「ココミョン」は満点を受けている。

リネッシュさんは「辛いものが好きで、赤いラーメンを好む」という韓国ラーメンのマニア。米ワシントン州エドモンドに住む‘ラーメンの神’リネッシュさんに4日、フェイスブックでインタビューを行った。


「ラーメンレイター」がスタートしたきっかけはこうだ。10年前にラーメンの袋の写真と調理法を載せ、ラーメンの味に点数を与えるなど、趣味レベルで始めた。しかし現在このブログの訪問者は33万人にのぼる。約750種類のラーメンに対する評価がある。

リネッシュさんは8歳の時、母が作ってくれた日本の焼きそばを食べ、初めてラーメンに接した。ラーメンレイターは2002年、約60種類から始まった。大学でコンピューターを専攻し、ウェブエディターとして働いていたリネッシュさんは「好きだったラーメンを会社別に整理し、オンラインに載せようと思ったのは(職業上)自然なことだった」と話した。

途中ダイエットを始めてラーメンを食べなくなったが、2010年にアジアンマーケットの近くに引っ越しし、またブログを始めた。2年間で約700種類を載せたため、ほぼ一日に1食はラーメンを食べたということだ。

リネッシュさんがラーメンを評価する基準は3つ。麺のコシとスープ、野菜の風味がよく生かされているかどうかだ。国別に毎日違うラーメンを食べようと努力している。0点から5点まで点数をつけるが、点数が最も高いラーメンを集めたトップ10コーナーがリネッシュさんの自慢だ。

リネッシュさんは生まれつき視力が弱く、特殊眼鏡をかけている。妻の支援なしには運転もできない。しかしそのおかげで味覚ときゅう覚が他の人よりも発達した。リネッシュさんは「科学的な評価基準はないが、私の味覚だけが答えを知っているようだ」と述べた。

ラーメンレイターには世界のファンがコメントを書き込み、リネッシュさんにメールを送る。自分が居住する地域のラーメンを送るファンもいる。日本の日清など世界的なラーメン会社がリネッシュさんにラーメンを無料で送ったりもした。5月には米国農心の招請でカリフォルニア州にある農心ロサンゼルス工場を夫人と一緒に訪問した。

しかしリネッシュさんは「公正性のため私の名前を入れてラーメンを出したり売ったりはしない」と語った。ただ、ブログを訪れるファンのためにオンラインショッピングモール「アマゾンドットコム」にリネッシュさんが推薦した商品を集めたページを設置している。消費者がここで購買を決めてもリネッシュさんに入る利益はない。アマゾン内でリネッシュさんの信頼度が上がるだけだ。

箸が苦手でフォークでラーメンを食べるというリネッシュさんは「周囲の人から冒涜という冗談も聞く。それでも箸を使うのはとても難しい」と語った。



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