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<サッカー>“守備の核”洪正好がけがで脱落…韓国五輪代表が危機

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

洪正好(ホン・ジョンホ、23、済州)。

史上初のメダルを狙うサッカーの韓国五輪代表チームが危機を迎えた。主将でDFラインの柱の洪正好(ホン・ジョンホ、23、済州)が最終エントリーに合流できなくなった。

サッカー界の事情に詳しいある関係者は3日、「左ひざをけがした洪正好の回復が遅れている」とし「リハビリ期間は予想よりも長引く見込みで、7月末に開幕するロンドンオリンピック(五輪)本大会に出場するのは事実上不可能」と伝えた。続いて「所属チームの済州(チェジュ)が洪正好の現在の状態や復帰時期など詳しい状況を明らかにするための記者会見を準備中と聞いている」と付け加えた。

洪正好は4月末に行われた慶南(キョンナム)FCとのKリーグ試合で、相手選手の激しいタックルを受けて左ひざを負傷した。けが直後に実施した磁気共鳴画像装置(MRI)検査の結果、「完治まで3カ月が必要」という判定を受けたが、その後の精密検査で「2カ月なら復帰可能」という医療スタッフの所見を受けていた。


「ロンドン五輪の舞台に立てる」という希望を持って元韓国代表医務チーム長のチェ・ジュヨン・トレーナーとリハビリに励んできたが、結局、出場はほぼ不可能となった。

これに関し、済州(チェジュ)球団のある関係者は「五輪チームにも洪正好の現在の状態を通知した。洪明甫監督も状況を知っている」とし「五輪チーム、済州球団ともに、‘洪正好不在’という残念な状況に備えなければならない」と述べた。

洪正好は洪明甫チームの核心メンバーだ。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(43)の国際舞台デビュー戦だった09年のエジプトU-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)をはじめ、2010広州アジア競技大会、ロンドン五輪最終予選まで、すべての国際大会を一緒にしながら守備の柱として活躍してきた。昨年、具滋哲(ク・ジャチョル、23、アウクスブルク)が欧州舞台に進出した後からは主将を務め、選手団のリーダーの役割も引き受けた。

五輪チームの関係者は「洪正好に対する洪監督の信頼は非常に厚かった」とし「最終エントリー選定を控え、洪監督がもう一つの大きな悩みを抱えることになった」と語った。

洪明甫監督は7日に行われるシリア戦の後、ワイルドカードを含む最終エントリー18人を発表する。



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