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韓国に水素タウン造成へ 福岡を上回る“世界最大”規模

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本の福岡県には大規模な「水素タウン」がある。 水素を空気中の酸素と化学反応させて電気を作る燃料電池が150世帯に設置されている。 各家庭で使う電気の半分以上をこの燃料電池が生産する。 水素を電気にする時に発生する熱では暖房を解決する。 温室効果ガスや汚染物質の排出も減る。 化石燃料を燃やす発電所の稼働を減らせるからだ。 一言で「一挙三得」ということだ。 この水素タウンは未来のエネルギー技術開発のため、09年に地方自治体と新日本石油・西部ガスなどの企業が共同で造成した。

韓国にもこれと似た水素タウンが造成される。 知識経済部は28日、水素を利用して生産した電気を150世帯と10棟の一般建物に供給する試験事業を実施すると明らかにした。 事業が予定通り進行すれば、日本の福岡県を上回る世界最大規模となる。 日本と違う点は、精油化学工場や発電所で付随的に出てくる水素を活用するという点だ。 液化石油ガス(LPG)や液化天然ガス(LNG)を利用して作るよりも経済的で、需給も安定するのが長所だ。 今回設置される燃料電池の容量は200キロワット規模で、年間1664メガワット時の電気を生産することになる。 これは4人家族を基準で、400世帯が1年間使用できる量。

試験事業は地方自治体と水素供給会社、燃料電池製造会社がコンソーシアムを構成して推進する。 事業費は国費50億ウォンを含む計90億ウォン。 今月末に事業公告を通じて志願を受け、7月中に事業者を選定する予定だ。 知識経済部の関係者は「候補地としては製鉄所がある浦項(ポハン)・光陽(クァンヤン)、石油化学団地がある蔚山(ウルサン)・麗水(ヨス)などが挙がっている」と述べた。

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