林昌勇（イム・チャンヨン、３６、ヤクルト）が帰ってきた。チームが危機に陥った重要な時期にだ。

ヤクルトは２８日、楽天に１－７で敗れて９連敗となった後、外国人打者バレンティンら４人を２軍に降格させ、林昌勇ら４人を１軍に昇格させたと、日本のサンケイスポーツが２９日報じた。

右腕のけがで開幕から１軍エントリーから外れた林昌勇は、今季初めてチャンスをつかんだ。位置づけは以前のようではない。ヤクルトの小川監督は「バレンティンがいてこそチームが生き返る。早く打撃感を取り戻してほしい」と語った。


バレンティンはセリーグ本塁打１位（１２本）、打点２位（２５本）の大砲。チームの９連敗中、２８打数１安打とスランプに陥って２軍降格となったが、コンディションを調整すればすぐに１軍に復帰する見込みだ。

ヤクルトはマウンドの不振よりも７試合連続で１得点以下という打線の沈黙で苦戦している。林昌勇としては小川監督の目を引いてこそ１軍に長く残留できる。林昌勇は抑え投手ではなく中継ぎで登板する見込みだ。

ヤクルトはバーネットが防御率０．９２で１勝１２セーブをマークしている。１軍で何も見せていない林昌勇がすぐににバーネットを超えるのは容易でない。林昌勇は３０日の日本ハム戦からブルペンで待機すると予想される。