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“抗日精神”だから困る?…ドラマのキャスティングを拒んだ韓流スターに非難の声(1)

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

KBS(韓国放送公社)第2テレビの新ドラマ「カクシタル」のワンシーン。

抗日精神が描かれているという理由で、ドラマのキャスティングを拒んだ韓流スターに対して非難の声が高まっている。

KBS(韓国放送公社)第2テレビのドラマ「カクシタル」のユン・ソンシク監督は、23日に行われた同ドラマの制作発表会で「このドラマは抗日精神を背景にしている。いわゆる“韓流スター”と呼ばれている俳優らが出演を避けた」と打ち明けた。この後、各ポータルサイトの芸能掲示板には、ネットユーザーが「『カクシタル』の出演を拒否した俳優を探し出すべきだ」といきり立っている。

同作は、日帝時代を背景にした韓国版“スーパーヒーロー”の活躍を描いた作品だ。主人公のカクシタルの正義感あふれる活躍ぶりが扱われている半面、彼と対立する日本人は残忍な悪人として描かれている。日本で高い売り上げを誇っている韓流スターの場合、このドラマへの出演で日本活動に歯止めがかかることを恐れている。日本人の神経を逆撫でし、せっかくここまで費やしてきた努力が水の泡になるという不安が作用した。しかし「スターが金儲けだけを重要視して、歴史はなおざりだ」という非難の声は簡単には消える気配がない。


◆「抗日精神は困る」キャスティングを断った韓流スターは誰?

「カクシタル」はすでに昨年1月から制作に入っている。だが、キャスティング作業が難航したことから、今年5月にようやくお茶の間に披露されることになった。問題になったのはドラマの内容だ。「カクシタル」は、漫画家ホ・ヨンマン氏の同名の漫画をドラマ化したものだ。かなり高レベルの抗日精神を扱っていることを事前に知った俳優は出演に難色を示した。

ドラマ関係者によると、同ドラマの最終キャスティングに挙げられた俳優は7人いたという。表面的な辞退理由としてスケジュール調整や時代劇の難しさを挙げたが、“抗日精神”が最大の問題だったと指摘されている。

韓流スターのLがその代表的な例だ。ドラマによって、シンドロームに近い人気を博して韓流スターとして浮上した後、日本でファンミーティングを継続して開催するなど、日本に格別な思いを示しているスターとして知られている。関係者は「時代劇よりも現代物のキャスティングを優先的に考えると言って断ったが、これは嘘だ。事実上、日本活動に歯止めがかかることを怖がって出演は避けたものだ」と伝えた。彼以外にも、“モムチャン(肉体美)”スターのKやSなども、調整段階で原作を問題視して辞退の意思を明かしている。

一方、最近 中国で大きな人気を集めているJの場合、ドラマ出演には積極的だったという。関係者は「抗日ドラマはむしろ中国で人気だ。Jが中国活動に重点を置いているため出演に最も積極的だった」と伝えた。

俳優のシン・ヒョンジュンは23日の制作発表会で、「日本での人気を心配して『カクシタル』の出演を避けたという話を初めて聞いたときは、そんなふうに考える幼稚な後輩がいることに非常に驚いた。俳優なら演技に欲を出すべきでは。演技をしないでどうして俳優といえるだろうか。また、そんな考えでどんな韓流スターになろうというのか」と舌打ちをした。



“抗日精神”だから困る?…ドラマのキャスティングを拒んだ韓流スターに非難の声(2)

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