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アップル創業者ウォズニアック「アップル・サムスンは特許乱用」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
スティーブ・ジョブズを最もよく知る人物はおそらくスティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak、62)だろう。2人は同じ町で過ごし、1976年にアップルを設立した。ジョブズの没落と再起をそばで見てきたのがウォズニアックだ。

そのウォズニアックが23日、大田(テジョン)コンベンションセンターに姿を現した。「2012イノビズ・グローバル・フォーラム」に出席したウォズニアックは、フォーラム後の記者懇談会でジョブズへの無限の信頼を表した。

ウォズニアックは「ジョブズは亡くなったが、今後もアップルからはジョブズの影響が染み込んだ製品が出てくるだろう」と述べた。その理由については「アップルは一人に依存するのではなく、革新的な製品を生み出す文化が深く根付いているため」と説明した。


フォーラムの講演では革新を強調した。

ウォズニアックは「アップルI・II、マッキントッシュを開発する過程で、革新は芸術と同じという事実を悟った」と述べた。芸術家が自分の考えを作品で表す方法がそれぞれ異なる点を指摘しながら、「いくつかの要素と学問を融合してこそ良い製品が生まれる」と強調した。これはジョブズが生前に強調していた工学的な識見と人文学的な思考の結合である「融合複合的思考」と同じ言葉だ。ウォズニアックは革新に失敗した例にノキアとRIMを挙げながら、「こうした企業は人々が望む新しい製品を出せず苦境に立たされた」と指摘した。

ウォズニアックは革新のカギに教育を選んだ。ウォズニアックは「教師は演劇をするほど誇張された演技ができる人でなければならない」と述べた。決まった方法で生徒を教えれば、創意性は発揮されないという考えからだ。また「私の子どもは数学の勉強をしながら正解すれば、途中にカードゲームをさせている」と紹介した。退屈なものの中に「面白さ」を取り入れてこそ、子どもの創意性が発達するということだ。

教育方式には「ユーモア」がなければならないとも述べた。ウォズニアックは「ユーモアと創意性は同伴する。退屈なことをしながらも、面白い要素を取り入れてこそ、革新と新しいアイデアを出せる」ということだ。

記者懇談会でウォズニアックは「フェイスブック株を無条件に買え」という自分の発言についても率直に語った。企業公開後、フェイスブックの株価が当初の価格より26%落ちた状況であるため、注目を集めた。ウォズニアックは「(フェイスブックへの投資は)収益を得ようという投資の概念ではなく、あたかもiPhoneが初めて登場した当時に列をつくって待った人たちの気持ちと同じものだった」とし「魅力的なことをする会社の上場自体を祝うという意味」と明らかにした。

ウォズニアックは最近のサムスン-アップルの特許戦争には苦言を呈した。「特許権の主張があまりにも乱用される傾向がある。私自身もアップルIIコンピューターを制作する際、RCAが持つ特許を活用した」と振り返った。しかし現在の訴訟戦争については「アップルとサムスンのような会社は資金があるため、数十億ドルの費用がかかる特許訴訟を今後も続けるだろう」と予想した。

ウォズニアックの韓国訪問は今回が3度目だ。アップルを離れた後、発明、ロックコンサート企画、小学校のコンピューター教育、慈善家、講演者として活動している。



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