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ソウル市民より外国人のほうが幸福指数は高い?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ソウルの家庭の半分(53%)は負債を抱えていて、その理由は主に住宅の賃借・購入(67%)のためだ。今後5年以内に引っ越しをする場合、漢江(ハンガン)の北側(45%)に移るという比率が南側(36%)よりも高かった。江南(カンナム)選好度が落ちたというよりも、江南の住宅価格が高いという経済的な理由(64%)のためだと分析された。またソウル市民のうち政治・経済・社会的に自分を「上流層」と考える人は3%にすぎない半面、「下流層」という人は23%だった。大半(74%)は中産層と考えている。

こうした調査結果は、16日にソウル市が出した「2011ソウルサーベイ」で明らかになった。ソウル市は昨年11月の1カ月間、ソウル市内の2万世帯(15歳以上4万5605人)を対象にソウルの社会像を調べた。

中産層の現況を詳しく見ると、状況は悪化している。まず中産層のうち自分を「中上層」(23%)と答えた人より、「中下層」(51%)と答えた人がはるかに多かった。特に「中下層」の比率は08年(49%)から増え続けている半面、「中上層」の比率は前年比0.2ポイント減った。


月平均所得で中産層を分析しても似た結果が出た。経済協力開発機構(OECD)基準で所得中間値の50-150%を中産層と見る場合、中産層比率(65%)は08年と同じだった。しかし上位中産層(所得中間値の100-150%範囲)は08年に比べて5.3ポイントも減った。一方、下位中産層(所得中間値の50-100%範囲)は5.3ポイント増えた。ソウル市情報化企画団のファン・ジョンソン団長は「上位中産層の比率が下がり、下位中産層比率が高まるのは、深まる所得二極化の一断面を見せている」と述べた。

老後資金を準備する市民も08年の経済危機以降、着実に増えている。具体的な方法は保険(66%)と年金(58%)が多かった。不動産市場の沈滞を反映し、不動産投資(10%)比率は高くない。ソウル市民の幸福指数は6.65点(10点満点)で、前年度(6.59点)よりやや高まった。しかし外国人の幸福指数(7.14点)はむしろソウル市民よりも高かった。幸福指数を悪化させる社会的な差別要因は所得水準(58%)、教育水準(50%)などの回答が多かった。



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