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ギリシャで“沈黙のバンクラン”…KOSPIは58P急落で1850台割る

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ギリシャで「沈黙のバンクラン(Silent Bank Run)」が進んでいる。ギリシャが公式的なデフォルト(債務不履行)とユーロ圏離脱の方向へ向かっているという信号だ。

総選挙が行われた6日以降の6日間で、預金7億ユーロが引き出されたという。一日に1億ユーロ以上の資金がギリシャから外国に流出したということだ。

「預金大脱出」は3年近く続いている。ギリシャ中央銀行によると、09年6月にはギリシャ銀行圏には2350億ユーロが預金されていた。この金額は財政危機が表面化した同年12月以降、急速に減少した。今年3月まで全体の31.9%の750億ユーロが国外に抜け、残額は1600億ユーロに急減した。にもかかわらずギリシャ市民が預金を引き出しに銀行の前に列を作る風景はほとんど見られなかった。金融専門家らが話す「沈黙のバンクラン」だ。


米ウォールストリートジャーナル(WSJ)は「(バンクランが目に触れないのは)欧州中央銀行(ECB)が事実上、無限大にユーロ貨幣を供給しているため」とし「ギリシャのユーロ圏離脱が迫れば、全面的なバンクランが発生するというのが専門家の見解」と伝えた。ギリシャ銀行のプロボポラス総裁も「預金者が恐怖を感じてパニックが発生する可能性もある」と警告した。

市場も揺れた。16日のKOSPI(韓国総合株価)指数は58.43ポイント(3.08%)安の1840.53で引けた。ソウル外国為替市場で韓国ウォンは米ドルに対し11.6ウォン値下がりした1ドル=1165.7ウォンで取引を終えた。



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