ＭＢＣ（文化放送）のオーディション番組「偉大な誕生」出身のクォン・リセ（２１）が、過去に朝鮮総連（在日本朝鮮人総連合会）に所属し、北朝鮮を訪問していた事実が伝えられ、論議を呼んでいる。朝鮮総連は親北朝鮮系の在日本人団体だ。

韓国の日刊スポーツは１６日、「一部のインターネットサイトを中心に、クォン・リセの前歴が俎上に載せられている」とし「クォン・リセが朝鮮総連の一員として訪北し、故金正日総書記の誕生日パーティーで祝賀公演をしていた」と報じた。

クォン・リセの所属事務所、キーイースト側は「クォン・リセが金正日総書記の訪北行事に参加していたのは間違いないが、朝鮮総連系列ではなく民団に転向した」とし「当時は小学生で、どのような意志とは関係なく選抜されて訪北したものと理解している」と明らかにした。


続いて「１９９０年の南北和解ムード以降、朝鮮総連と民団も積極的に交流しているので、前歴が問題視されたり非難を浴びたりするようなこととは考えていない」とした。

クォン・リセは、昨年６月に放送が終了した「偉大な誕生」でトップ１０に入り、注目を集め始めた。優れた美貌やダンス、歌の実力を備えている彼女は、芸能バラエティー番組「私たち結婚しています」などに出演して、徐々に顔が知られるようになった。最近では、所属事務所のキーイーストがデビュー準備を進めているガールズグループのメンバーとして猛練習している。