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元米国務長官、“狂った変態”金正日と会ってみると…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

オルブライト元米国務長官(左)と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記。

「彼は狂っていなかった」

「記者会見で一緒に立ったが私たちの背はほとんど同じだった。当時私はハイヒールを履いていたが、彼もそうしていた」

オルブライト元米国務長官が北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記との出会いを回想してした話だ。オルブライト元長官は今月初めにシカゴ国際問題協会(CCGA)主催で開かれた招請対談で、2000年10月の北朝鮮訪問当時に金総書記と会ったエピソードを紹介した。


各種会議録を有料で提供する米国FNSサイトが14日に明らかにしたところによると、オルブライト元長官は「当時は北朝鮮に対する情報がとても少なかった。北朝鮮訪問前に情報機関は金正日を狂った変態(crazy and pervert)と報告したが実際に会ってみた彼は全く狂っていなかった」と話した。特に「長い時間ミサイルの射程距離などについて対話してみた結果、金正日は非常に賢かった。対話中に彼は米国が韓国に軍を駐留させられるという事実も受け入れた」と強調した。北朝鮮は当時朝鮮中央放送と労働新聞の論評などを通じ在韓米軍の無条件撤収を主張した時だった。

オルブライト元長官はまた「金正日の髪は縮れていて、私よりもさらにふわっと浮いているスタイルだった」と話し聴衆らを笑わせた。それとともに金正日に会う前に北朝鮮側が金日成(キム・イルソン)主席の遺体を見なければなければならないと固執し実際に行った事実も紹介した。

また、北朝鮮訪問直前に当時のクリントン大統領の北朝鮮訪問を要請するため米ホワイトハウスを訪れた趙明禄(チョ・ミョンロク)朝鮮人民軍副元帥についても言及した。当時クリントン大統領がオーバルオフィス(執務室)で趙副元帥と対話している間、「私が北朝鮮に行くこともできるが、大統領はそのように簡単に行くことはできない。代わりに国務長官を送る」と話した。この話を聞いた北朝鮮側は全く驚かずこれを受け入れたという。

オルブライト元長官は最近の韓半島情勢について、「北朝鮮は世界で最も危険な発火点(flashpoint)。金正恩(キム・ジョンウン)世襲で続いた現在の北朝鮮は非常に不安定に見え、核実験をする恐れがある」と展望した。



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