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韓国政府、北朝鮮に申淑子氏死亡の証明資料を要求

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

申淑子氏(左)、呉吉男氏(右)。

申淑子(シン・スクチャ)氏が死亡したという北朝鮮当局の通知に対して、夫の呉吉男(オ・ギルナム)氏と「北朝鮮反人道犯罪撤廃国際連帯(ICNK)」が国連に北朝鮮の追加回答を求める陳情書を提出した。外交通商部当局者は9日、「ICNKが国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)傘下の任意的拘禁に関する実務グループに個人陳情書を提出した。質問書を北朝鮮側に送る場合、北朝鮮は2カ月以内に返事を出さなければならない」と話した。ICNKは北朝鮮に申氏の死亡証明資料と2人の娘の自由意志確認のための対面を要求するという内容を質問書に入れた。同当局者は、「現在国連実務グループが追加質問書を北朝鮮に送るかに対して議論している。北朝鮮が答えない場合に国連次元の特別な制裁手段はない」と話した。

北朝鮮が回答しなかったり、回答内容が不十分な場合、実務グループは追加措置を勧告する書簡を駐ジュネーブ北朝鮮代表部に送ることもできる。また、事案が整理されたと判断すれば自主報告書を作成し国連人権高等弁務官事務所に送ることもできる。この場合OHCHR特別報告官は報告書を国連人権理事会や国連総会に送り申氏母娘の問題を議題として国際社会の関心を促すこともできる。北朝鮮としては改めて国際社会の圧迫を強く受けることになる。

韓国政府当局者は「実務グループは申氏母娘が任意的拘禁に該当しないという判断を下すことも、北朝鮮を圧迫する報告書を作成することもできる。韓国政府では(任意拘禁状態にあることを示す)政治犯収容所の現況を説明するなど側面支援をしていくだろう」と話した。また「1969年の大韓航空機拉致致事件後に帰ってこなかった3人に対しても家族と人権団体が2010年に国連強制失踪実務グループに個人陳情を出した。この際、北朝鮮は実務グループが送った質問書に答えなかった」と話した。


一方、韓国政府は北朝鮮に直接申淑子氏の死亡に対する具体的な確認と2人の娘の送還を要求する計画だ。統一部当局者は「南北赤十字チャンネル、国際社会との協力などを通じ申氏の生死確認と送還努力をより強化する」と話した。



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