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【コラム】北朝鮮の脅迫に無関心な韓国人、正常なのか(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
緊張がない中で攻撃を受けると慌てる。 準備がなければ右往左往する。 やられた後になぜ対応していなかったのかと詰責し、責任回避用の対策ばかり急造する。 延坪島砲撃がそうであり、韓国海軍哨戒艦「天安」爆沈がそうだった。 北朝鮮が民間施設に対するテロ攻撃に出れば、防止するのはもっと難しい。 私たちは自由社会であるからこうした攻撃に脆弱だ。 だから一人ひとりが少なくとも無関心から目覚めなければならない。 政府も変わる必要がある。 国民が不安に感じるとして無条件に隠すのではなく、脆弱なところを明らかにし、警戒態勢を整え、攻撃を受ける場合に対応して訓練もしなければならない。 各自が大きく目を開けていれば、被害を防いだり減らしたりすることができる。 私たちがそのような姿を見せれば、相手は気が折れて自ら退く。

今からちょうど30年前の1982年4月、アルゼンチン軍事政権は国内政治の人気のために英国領フォークランドを侵攻した。 遠く離れた英国は彼らの占領を既定事実として受け入れるだろうと錯覚した。 英国のサッチャー首相は最悪の場合、敗戦を覚悟して主権守護と国家名誉保全という原則を持って応戦した。 その結果、英国の勝利に終わった。 これによって高まった国民の士気のため、英国はその後20年以上の繁栄期を迎えた。 一方、アルゼンチン軍事政権は1年足らずで崩れた。 韓国政府は北朝鮮にはっきりとメッセージを送る必要がある。 新しく始まった金正恩政権が火遊びをすれば、アルゼンチンのように政権が破滅するしかないという点を明確に知らせなければならない。

「ヨナのジレンマ」という言葉がある。 旧約聖書でヨナという預言者は敵対国の首都を訪ね、神の警告を聞かなければ破滅するだろうと話す。 この言葉を聞いて反省をすれば敵国は亡びないため、ヨナとしてはジレンマだ。 その村の人たちは反省して都市は生き残った。 北朝鮮政権も破滅を免れるには現在の道を省みる必要がある。 私たち自らも事前に対応して、北朝鮮がその道に進まないようにしなければならない。

【コラム】北朝鮮の脅迫に無関心な韓国人、正常なのか(1)

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