ユネスコ世界文化遺産への登録が進められている「アリラン」。年内に関係法令を整備し、国家無形文化遺産として登録される予定だ。写真は江原道(カンウォンド)旌善(チョンソン)アリラン祭。
これを受け、1962年に制定された従来の「文化財保護法」から無形文化財の部分を切り離し、「無形文化遺産保全及び振興に関する法律」(仮称)を制定することにした。実行機関として「国立無形遺産院」 「韓国無形文化遺産振興院」を設立する予定だ。
現行法では、無形文化遺産として登録できるのは「伝統技能」と「芸能」の2つの領域に限られていて、保有者や保有団体がないものは登録ができない。したがって特定保有者を指定するのが難しいキムチやハングルなどの文化遺産は登録が不可能だった。
しかし文化遺産保護の国際的基準となる「ユネスコ世界無形文化遺産保護協約」が06年に制定され、中国が昨年「非物質文化遺産法」を制定するなど、無形文化遺産をめぐる国際環境が急激に変化した。特に中国がアリラン、農楽、回婚礼(結婚60年を祝う式)など朝鮮族と関連する16件を自国の無形文化遺産として発表したことで、対応も至急となった。
新しく制定される法案では、無形文化遺産の対象が伝統技術、伝統知識、衣食住など生活慣習にまで拡大され、保有者・保有団体の存在に関係なく登録が可能になっている。
文化財庁は法案の推進とともに▽無形文化財公演の活性化▽伝統工芸振興基盤の構築▽伝承者保全・伝承支援の拡大▽法的基盤および実行機構の準備--など、無形文化遺産活性化のための5つの核心戦略を通じて、今後5年間に総額4459億ウォン(約320億円)を投入する計画だ。
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