ユ・ジテ(左)とキム・ヒョジン夫婦。
ユ・ジテは最初の長編演出デビュー作「サンセベリア」の制作を終え、今月初めからは俳優の本業に戻って映画の撮影に入る。「サンセベリア」は、ペ・スビンとソ・ユジンを主演に、移住外国人女性と家出少年の同伴旅行をヒューマンタッチで描いている。当初は今月開催されるカンヌ国際映画祭への出品も考慮したが、後半の作業日程などを考慮して映画祭出品計画を延ばした。
新しい映画は「ザ・テノール-リリコ・スピント」。天才テノールのペ・ジェチョル氏の実話に基づいた作品だ。「深夜のFM」のキム・サンマン監督がメガホンを握り、ユ・ジテ、チェ・イェリョン、伊勢谷友介らが出演する。ユ・ジテは主人公のペ・ジェチョル役を演じる。繊細で詩的な表現のリリコと、客席を貫く強烈な声を意味するスピントを持つという評価を受けた実存人物だ。甲状腺がんを克服して世界的なテノールになった話を描く。これを表現するために2カ月以上、一日4時間ずつオペラの練習をしてきた。英語と日本語のセリフのためにネイティブスピーカー教師から授業も受けてきた。
夫人のキム・ヒョジンもイム・サンス監督の期待作「お金の味」で関心を集めている。財閥のお金に対する欲を描いたこの作品で、キム・ヒョジンは露出演技に挑戦した。結婚後の最初の作品が「19禁」(青少年観覧不可)だ。夫のユ・ジテがむしろ映画出演を積極的に応援したという点から、俳優カップルのプロ精神が感じられる。「お金の味」は17日に公開される。
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