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<新体操>ソン・ヨンジェ、W杯シリーズで銅メダル

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

新体操のソン・ヨンジェ選手(18、世宗高)。

‘新体操の妖精’ソン・ヨンジェ(18、世宗高)がロンドンオリンピック(五輪)を控え、生涯最高の成績を出した。 ソン・ヨンジェは29日(日本時間)、ロシア・ペンザで開催された国際体操連盟(FIG)新体操ワールドカップ(W杯)シリーズ種目別決勝のフープで28.050点をマークし、銅メダルを獲得した。 W杯シリーズでメダルを獲得したのは今回が初めて。 全種目で決勝に進出したソン・ヨンジェはクラブとリボン、ボールではすべて6位となった。 特に個人総合点数112.200点(フープ27.900点、ボール28.125点、クラブ27.675点、リボン28.500点)で4位に入ったのは快挙だ。 点数も順位もすべて自己最高となった。

個人総合での順位の上昇は大きな意味がある。 種目別のメダルがある世界選手権大会やW杯シリーズとは違い、五輪では個人総合でのみメダルが与えられる。 一つの種目で高得点を出すよりも、4種目すべてで結果を残さなければならない。 ソン・ヨンジェは今季、何度も種目別決勝に進出し、上位に入った。 しかし個人総合では目立った成果はなかった。 今年の伊ペサロW杯と仏ティエグランプリでは個人総合11位だった。 ロンドン五輪出場を決めた昨年9月の仏モンペリエ世界選手権大会ですでに個人総合11位になって以来、成績が伸び悩んだ。 クラブなど特定種目でミスを繰り返し、全体的には高い点数を得られなかったからだ。

今回の大会ではミスが消えた。 4種目すべて‘クリーン’な演技を見せ、種目当たり27-28点台(30点満点)の高い点数を受けた。 28点台への進入は世界トップ圏への信号弾だ。 カナエワ、コンダコワ(ともにロシア)など世界最高選手の種目別点数は28-29点台で形成されている。 キム・ジヨン大韓体操連盟新体操強化委員長は「昨年に比べてプログラムの難易度が数段階も高まっている。 その間は熟練度を高めていく過程だったのでミスもあった。しかしミスがなければ審判も良い点数を与えるしかない」と話した。


また「ソン・ヨンジェは演技が終わった後、『ミスなく満足できる演技をした』という文字を送ってきた。自信がついたのも好材料」と語った。 今大会に参加したソ・ヘジョン国際審判も「ソン・ヨンジェの演技に他の国の審判も驚いていた。 今回のようにすれば五輪でも好成績が期待される」と話した。



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