立命館大学の徐勝(ソ・スン)教授(67)。
徐教授は1968年に東京教育大学を卒業後、翌年ソウル大社会学科修士課程に留学した。しかし71年、中央情報部は徐教授を含む51人の在日同胞留学生を国家保安法違反疑いで拘束した。いわゆる「在日同胞スパイ集団事件」だ。ソ教授は拷問されている中、暖炉に飛び込んで顔と全身にやけどを負った。この後遺症でソ教授の顔には今もやけどの跡が残っている。ソ教授は90年に釈放され、韓国・日本・米国を渡り歩き、人権や平和運動に積極的に参加した。彼は「拘束後かなり経ってから、私の全く知らない50人をスパイ集団としていたことをようやく知った」と話した。
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