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北朝鮮が公開した新型ミサイル、射程距離6000キロ…アラスカも射程圏

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮は金日成(キム・イルソン)生誕100周年の15日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と推定される新型ミサイルを初めて公開した。

韓国軍消息筋は「北朝鮮がこの日の閲兵式で、一度も発射実験をしたことがない新型ミサイルを公開した」とし「韓米情報当局が協調して実戦配備の可能性を追跡している」と述べた。

北朝鮮が新しく開発した武器を実戦配備してから閲兵式などで公開してきた前例を考えると、ICBMはすでに実戦配備された可能性が高いというのが、専門家らの分析だ。北朝鮮がこの日公開した新型ミサイルは直径2メートル、全長18メートルほどで、諸元上では射程距離5000-6000キロ(米アラスカまで到達可能)のICBM級という。北朝鮮がICBMを開発中という情報はあったが、実物が公開されるのは今回が初めて。


韓国軍はこれをテポドン2号と推定している。北朝鮮は09年に射程距離6700キロのテポドン2号を念頭に置いた長距離ロケット(銀河2号)発射実験を実施した。現在まで北朝鮮軍が実戦配備した最長射程距離ミサイルは3000キロの中距離弾道ミサイル(IRBM)「ムスダン」と韓国軍は把握している。

北朝鮮がこの日実施した閲兵式は、軍創建60周年だった1992年4月25日以来、最大規模と確認された。別の軍消息筋は「92年当時、26種類・707台の車両が登場したが、今回は34種・880台が動員された」と述べた。

特に北朝鮮はこの日、異例にもMIG-29戦闘機を動員した祝賀飛行も実施した。また以前の閲兵式には登場しなかった4種類の自走砲(長射程砲)と放射砲を搭載した装甲車を公開した。韓国国防部当局者は「北朝鮮が強盛大国入りを祝って金正恩時代が始まったことを誇示するため、最大規模で企画したと考えられる」と分析した。この日の閲兵式には各種の多連装ロケットをはじめ、陸・海・空軍、朝鮮人民内務軍(国境警備隊)、労農赤衛軍(予備軍)、赤い青年近衛隊(学生軍事組織)などが参加した。

一方、北朝鮮は当初、創軍80周年を迎える25日に閲兵式を実施する予定で平壌(ピョンヤン)駐在の武官団に招請状を発送したが、これを取り消して15日に閲兵式を行ったと伝えられた。



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