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<韓国総選挙>勝敗分ける投票率…あすの雨が変数

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

4月11日の総選挙を2日後に控えた9日、与野党の指導部はソウル・首都圏を駆け巡り支持を訴えた。セヌリ党朴槿恵選挙対策委員長が陽川区木洞駅前で支持を訴えている(左)。民主統合党の韓明淑代表が西大門区新村洞の延世大学前で投票参加キャンペーンを行っている。

4月11日の国会議員総選挙に天気という変数が出てきた。気象庁は9日、「総選挙当日の11日にソウル・京畿道(キョンギド)など首都圏に10ミリ以上の雨が降るなど全国的に雨が降り次第に晴れるだろう」と予報した。

米国には「雲ひとつないのどかな天気」が共和党に有利だという意味で「リパブリカンブルー(Republican Blue)」という単語がある。のどかな日には競合する民主党の支持基盤だった南部の農民が農作業をし、若い層は遊びに出かけるため投票しない人が多いことに由来した言葉だ。

だが、最近では天気が良くない日にむしろ民主党支持層の低所得層と少数人種の棄権が多く共和党に有利だという分析が出ている。韓国にも「晴れた日は若い層の投票率が落ち、雨が降れば老年層が落ちる」という俗説があるが、あまり実情に合っていない。世論調査機関リサーチアンドリサーチのペ・ジョンチャン本部長は、「雨は投票義務感が強い50~60代より20~30代の投票率をさらに落とす側面がある」と話した。


第19代国会議員総選挙の勝敗の最後の変数が投票率であることに異論はない。専門家らは概して過去3回の総選挙の平均投票率の55%以上ならば野党民主統合党、それに満たなければ与党セヌリ党が有利だとみている。2010年6月の地方選挙の投票率は54.5%だった。

一方、ソウル大学融合科学技術大学院の安哲秀(アン・チョルス)院長は9日に動画サイトのユーチューブに投票を促す動画を上げた。昨年10月のソウル市長補欠選挙を2日前にして朴元淳(パク・ウォンスン)候補陣営に手紙を持って現れて投票参加を訴えたのと似ている。2分余りの動画で彼は、「今回の選挙は競争と対立の時代から調和と均衡の時代へ進む大きな変曲点で行われる。投票はご飯を食べさせるもので、これをどのようにするかにより生活の質が変わる」とした。また、「(投票率が70%を超えれば)私にはとても苦しい、大きい犠牲が伴うが歌を歌う。ミニスカートを着て律動しながら歌う」と約束した。

また、ゲームキャラクターの「アングリーバード」の人形を持ち出し、「1羽1羽は有権者みなさんの1票1票だ」とし、アングリーバードで既得権を象徴するブタの人形を叩くまねもした。



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