サムスンの李承ヨプ（イ・スンヨプ）が登場するたびに歓声が聞こえた。８シーズンを日本で過ごし帰ってきた大邱（テグ）球場。李承ヨプは韓国プロ野球正規シーズンで３１１０日ぶりにヒットを打ちファンの歓呼に答えた。

７日に大邱球場で行われたＬＧとの開幕戦で李承ヨプは、常に歓声に包まれた。式典行事の「選手団紹介」で李承ヨプの名前が呼ばれると、大邱球場を埋めた１万人のファンからは大きな歓声が上がった。李承ヨプが打席に入る時は歓声がさらに大きくなった。１回１塁ゴロ、３回３塁ゴロ、６回中飛で退いた李承ヨプは８回にＬＧの左腕イ・サンヨルから左前安打を放った。２００３年１０月２日に大邱で行われたロッテ戦以来３１１０日ぶりに放ったヒットとなった。当時アジアでシーズン最多の５６号ホームランを記録し大邱のファンに別れのあいさつを告げた李承ヨプは、８年余りの時を過ぎ大邱球場にカムバックし、２０１２年のシーズン初試合でヒットを打った。この日サムスンは３対６で敗れた。李承ヨプは試合後、「個人的な所感はない。久しぶりに大邱のファンに良い姿を見せたかったが残念だ。あすは良い姿を見せたい」と話した。安打で韓国復帰を告げた李承ヨプの次の目標は勝利だ。