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<オークランド銃乱射事件>いじめが招いた惨事

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

コ・ウォンイル容疑者の10余年前の写真。

5年前に米東部バージニア工科大で発生した「チョ・スンヒ銃乱射事件」の悪夢が、米西部カリフォルニア州オークランド市で再現された。

2日午前10時33分(現地時間)、オークランド空港付近のオイコス大学で、韓国系のコ・ウォンイル容疑者(44、米国名One L Goh)が授業中の学生に銃を乱射、シム・ヒョンジュさん(21、女性)、事務職員キャサリン・ピンさんら7人が死亡し、3人が負傷した。ほかの死傷者の身元は確認されていない。

コ容疑者は犯行後、学校から5キロほど離れたショッピングセンターに逃げ、警備員に犯行を告げた後、警察に逮捕された。コ容疑者は韓国で生まれて移住した米国市民権者で、昨年この大学の看護学科に通い、今年初め自ら退学した。


コ容疑者の父(72)は警察の調査で「息子が昨年の試験で他の学生が不正行為をするのを見て教授に知らせたが黙殺され、その後、学生たちからのけ者にされた」と明らかにし、コ容疑者が恨みを抱いて犯行に及んだ可能性が出てきている。

コ容疑者の父はこの日、中央日報とのインタビューで、「息子が犯行直後に電話で『突然腹が立って偶発的に犯行をし、数人が負傷した』と話した」とし「被害者と家族に本当に申し訳なく思う」と語った。

警察と目撃者によると、コ容疑者はコルト45口径の拳銃を持ってこの大学構内に入り、フロントデスクに座っていた女性職員に発砲した後、すぐに看護学科の講義室に向かった。コ容疑者は講義室で14人の学生に「全員立って壁に向かって立て」と叫んだ後、銃を乱射した。

申告を受けて緊急出動した警察は周辺の道路を遮断し、教職員と学生を避難させ、看護学科の講義室で5人の遺体を収拾した。付近のハイランド病院に運ばれた5人のうち2人は病院に到着した後に死亡した。

韓国系米国人牧師のキム・ジョンイン氏が設立したオイコス大学(総長チェ・ヨンギョ)は、96年にエズラ聖経大学院としてスタートし、04年にLAシェパード大分校を経て、07年に独立大学となった。

英語と韓国語で講義をするオイコス大学には神学・音楽・看護学・韓医学の4学科が開設されていて、約100人の学生が受講している。

サンフランシスコ駐在の韓国総領事館は、この大学の在学生に韓国人が多いという点で、領事を現地に急派した。



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