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<野球>李鍾範が引退、中日先輩・宣銅烈監督の意中は…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

起亜(キア)タイガースの宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督は昨年の就任後、選手団に実力優先主義を明らかにした。李鍾範(イ・ジョンボム)も「原則通り」評価し、戦力外と判定した。宣監督が先月25日、ソウル蚕室(チャムシル)で行われた斗山(ドゥサン)とのオープン戦の前、チームの練習を見ている。

宣銅烈監督(左)が昨年10月、起亜の監督に就任した後、李鍾範と一緒に写真撮影をした。

起亜(キア)タイガースの李鍾範(イ・ジョンボム、42)が球団のプレーイングコーチの話を断って引退を宣言した後、チームを離れた。

この過程で宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督(49)の意中はどうだったのか。李鍾範の突然の引退宣言で激しい逆風を受けたが、李鍾範を戦力から除外するしかないという宣監督の意向は揺れなかった。

宣監督は1日、光州(クァンジュ)球場で、「李鍾範の引退は残念だ」と述べながらも、「実力に基づいてラインアップを組むのが私の原則」と強調した。


宣監督は昨年10月、起亜に入団した直後、選手の「既得権」をすべて剥奪すると宣言した。エースのユン・ソンミン(26)と先頭打者のイ・ヨンギュ(27)を除いた全員を試すと述べた。タイガースのユニフォームを着て16年間プレーした李鍾範も例外ではなかった。

宣監督とイ・スンチョル首席コーチは俊足のシン・ジョンギル(29)を主力外野手に起用しようと考えた。起亜にはイ・ヨンギュ、シン・ジョンギルのほか、キム・サンヒョン(32)、ナ・ジワン(27)、キム・ウォンソプ(34)と優れた外野手が多い。李鍾範はバックアップ選手に含まれるのも難しい状況だった。宣監督が李鍾範に引退を勧めたのではないが、戦力から除外したのは事実だ。

宣監督はサムスン在任当時にも同じ原則を守った。就任初年度だった05年の優勝後、ベテランのキム・ハンス、キム・ジョンフンらをコーチに選任し、チームを組み直した。2010年にはパク・ジンマンをSKに送ったほか、ヤン・ジュンヒョクを戦力から除外し、結局、引退へと導いた。

宣監督はサムスンでしたように、今回も原則通り、光州一高・ヘッテ・中日(日本)の後輩である李鍾範に別れを告げた。今でなくても近いうちに現実となることであり、宣監督でなくとも誰かしなければならないことだった。

宣監督は「ベテラン選手に対する優遇も重要だ。しかしヤン・ジュンヒョク、パク・ジンマンらが席を譲った後、サムスンのラインアップに力が生じたのも事実」と述べた。

宣監督はこのように「若くて強いチーム」を作るために李鍾範を戦力外としたが、李鍾範が引退を宣言すると、李鍾範を最大限の配慮を見せた。

キム・ジョホ起亜団長(53)は2日、中央日報とのインタビューで、「宣銅烈監督が李鍾範のことを気に掛けていた。私に『08年に球団が引退条件としてコーチ保障、海外留学などの条件を提示したと聞いたが、球団側がまたこの条件を出すことはできないのか』と求めてきた」と話した。そして起亜球団はこれを受諾した。

しかし李鍾範は「数日間考えてから立場を表明する」とし、球団の提案を「ひとまず拒否」した。キム団長は「2、3日過ぎて李鍾範が考えを整理すれば、盛大な引退試合と永久欠番でフランチャイズスターを優遇する考え」と述べた。



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