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無寄港ヨット世界一周に挑戦、船長の手には韓国産スマートフォン一つ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

スマートフォンを利用した無寄港ヨット世界一周に挑戦するユン・テグンさんが1日午後、「イントレピッド号」で西海岸に向かって航海中の姿をスマートフォンで撮って送った(写真=ユン・テグンさん)。

ヨット冒険家のユン・テグンさん(50、慶尚南道昌原市亀山面)がスマートフォン一つで無寄港ヨット世界一周に挑戦する。

ユンさんは航海装備の代わりに国産スマートフォンを利用して航海するヨット世界一周を、今年11月4日に釜山(プサン)水営湾から始めると1日、明らかにした。 今回のコースは、釜山-太平洋南端ドレーク海峡-ケープタウン-豪州南端-東南アジア-釜山。距離は4万6300キロで、6カ月ほどの航海となる。

ユンさんは今回の航海に使う18メートル(60フィート)のヨットをカナダから移す準備に入った。 このヨットをユンさんが自ら操縦して国内に到着するのに4カ月ほどかかる。


ユンさんは昨年、韓国国籍のヨットで初めて韓国をスタートして韓国に戻ってくる世界一周に成功している。 ユンさんは09年10月11日に釜山を出発し、1年8カ月(605日)後の昨年6月7日に釜山に帰ってきた。

無寄港世界一周は一般的なヨット世界一周よりはるかに難しい。 港に寄らない無援助航海であるため、航海中にボルト一つの補給も受けることができない。 したがって無寄港世界一周ヨットには航海期間の食料や修理装備、部品などをぎっしりと積まなければならない。 このため横になる空間もないほど狭苦しくなる。 航海中に発生する大小の故障も一人で解決しなければならない。

また今回は、航海で最も重要な全地球測位システム(GPS)装備を載せない。 スマートフォンのGPS機能を利用して航海し、写真と動画像機能を活用しながら撮った映像をその場で自分のホームページ(www.marinekorea.co.kr)に載せる計画だ。 ユンさんは今回の航海に必要なヨットとスマートフォン機器の購入費の一部について外部から後援を受けることにした。

ユンさんは「韓国が情報技術(IT)強国であることを世界に知らせるため、スマートフォンを利用した無寄港世界一周に挑戦する」と語った。 ユンさんは今回の航海に成功すれば、無寄港世界一周大会のヴァンデグローブ(Vendee Globe)など世界大会に出場する計画だ。



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