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<野球>元中日の李鍾範選手が現役引退を電撃表明

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

現役引退を電撃表明した起亜の李鍾範選手。

韓国プロ野球起亜(キア)タイガースに所属する李鍾範(イ・ジョンボム)選手(42)が2012年のシーズン開始に先立ち引退を電撃宣言した。

李鍾範は31日、光州(クァンジュ)で開かれたハンファとのオープン戦が終わった後に引退の意向を明らかにした。起亜球団は報道資料を通じ、「李鍾範が引退を宣言した」と短く伝えた。球団と十分に協議されていない引退だった。

李鍾範はコーチングスタッフから最近、「開幕エントリーから外されるようだ」という話を聞いたという。外野エントリー競争が激しくなり李鍾範にエントリーしたポジションを与えるのが難しくなった。これで李鍾範は引退を決意した。李鍾範は「これからの進路についてはまだ計画を立てていない。何日か考えてみるだろう」と話した。


今シーズンに李鍾範が1軍にエントリーされる可能性は当初から高くなかった。宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督とイ・スンチョル首席コーチら新任スタッフが新たに赴任し強力なチーム改革が予告されており、“老将”李鍾範の立場はさらに狭くなった。その上既存のイ・ヨンギュ、ナ・ジワン、キム・サンヒョン、キム・ウォンソプのほか、宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督とイ・スンチョル首席コーチがシン・ジョンギルを重用すると宣言しており、外野争いは激しかった。

李鍾範は1993年ヘテに入団し、嵐のような打撃と守備、走塁でプロ野球を強打した。1994年にMVPに選ばれるなど最高の活躍をして1998年に日本の中日に移籍した。2001年8月にヘテが起亜に名前を変える際に韓国に復帰した。

李鍾範は技量が落ち始めた2007年に球団から引退を勧告された。しかし李鍾範がこれに強く抵抗し、ファンの反対も激しいことから引退は保留された。しかし4年以上先送りされてきた李鍾範の引退問題は2012年3月にピリオドを打った。シーズンを目前にした時点での異例的な引退宣言だった。



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