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外国製ベビーカー、韓国では2倍の価格

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
28日の「消費者市民会」の発表によると、韓国のベビーカー販売価格は外国に比べて最大2.2倍も高いことが分かった。先月、ベビーカー16点のデパート販売価格を5カ国(米国・日本・オランダ・イタリア・スペイン)と比較した結果だ。

イングリッシーナ(イタリア)のベビーカー「トリップ」は韓国では42万5000ウォン(約3万2000円)だが、イタリアでの販売価格は18万ウォンにもならない。調査対象のうち最高額のカム(イタリア)の「プールサール」(198万ウォン)も現地ではほぼ半額(97万8947ウォン)だった。

‘ベビーカー界のベンツ’で呼ばれるストッケ(ノルウェー)「エクスプローリー」は、韓国での販売価格(189万ウォン)がオランダより70%高かった。‘コ・ソヨン・ベビーカー’として有名になったオービット(米国)の「G2」(145万ウォン)も米国現地と比較すると58%高い。


ベビーカーが韓国で特別高いのは流通構造のためだ。消費者市民会のユン・ミョン政策局長は「ベビーカーはブランドごとに輸入業者と供給業者が独占的に決まっている構造」とし「市場競争ではなく‘高価マーケティング’戦略で価格が決定される」と指摘した。

ボリョンメディアンスが販売するオランダブランドのバガブー、クイニー、マキシコシのベビーカー価格がその例だ。3ブランドの代表製品の価格は現地では51-83万ウォンと幅広いが、韓国ではすべて105万ウォンの高値で販売されている。

消費者市民会によると、ベビーカーは輸入業者が30%、供給業者が15-20%、デパートが30-35%のマージンを取る。さらに販促費、物流費まで加えると、輸入原価の3倍の価格で販売される。

高価マーケティングが可能なのは、自分の子どもに最高の製品を与えたいという親の心理が作用しているからだ。70万ウォン台のイタリア産ベビーカーを購入したチャンさん(34、女性)は「合理的な消費ではないと思うが、子どもに良い物を与えたいという思いで高いものを選んだ」と話した。

消費者が輸入ベビーカーばかり購入するため、韓国ベビーカー市場はすでに輸入品が掌握している。あるデパートの児童品担当バイヤーは「ベビーカー売り上げで輸入製品が占める割合は80%ほどになる」と伝えた。関税庁によると、00年には200万ドルにならなかったベビーカー輸入金額は昨年5300万ドルを超えたという。



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