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韓国とトルコのFTA、交渉開始2年で妥結

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国とトルコの自由貿易協定(FTA)交渉が2年ぶりに妥結した。両国は26日に開かれた首脳会談でFTA交渉妥結を宣言し協定文に仮署名した。両国は上半期中に閣議での議決を経て正式署名した後、国会批准手続きを踏む予定だ。両国通産担当相はできるだけ早期の協定発効を推進することで合意した。

欧州で2番目に多い7370万人の人口を持つトルコは国内市場が大きい。昨年基準で韓国にとって24番目に大きい輸出相手国でもある。特に韓国企業が欧州とアフリカ、中東市場に進出するための地政学的要衝地となっている。韓国政府は欧州連合(EU)とのFTA妥結後の2010年3月から7回にかけた交渉の末に妥結に達した。

今回妥結したFTAによりトルコに輸出する工業製品全商品の関税が7年以内に撤廃される。FTA発効とともに石油製品(関税率3.5~4.7%)と石油化学製品(6.5%)は即時、化学繊維(4%)・織物(8%)は5年以内に関税率が0%となる。自動車(10~22%)・自動車部品(3~4.5%)・カラーテレビ(14%)・平板圧延製品は7年以内に関税が撤廃される。これに伴い、韓国の主要輸出品の完成車と自動車部品はトルコ市場で価格競争力が強化されるものとみられる。特に排気量1600cc以下の中小型低価格車が全体の90%を占めるトルコの自動車市場の構造上、小型車の直接輸出が増えると予想される。知識経済部は主力輸出品目の小型車(アクセント・エラントラなど)は履行初期段階で関税幅を大きく減らすことにしたと説明した。


農水産物の場合、韓国が輸入する品目の52.5%に対し10年以内に関税を撤廃することにした。ただしコメ・牛肉・トウガラシ・ニンニク・タマネギなど主要敏感農水産物795品目は協定から除外した。飼料用粗製品、サザエなどいくつかの品目に対しては関税を一部だけ減らすことにした。輸入が避けられなかったり韓国の国内市場への悪影響が少ないオリーブ油、レーズン、天日塩など農産物162品目と水産物32品目の関税は即時撤廃される。韓国の主要輸出品目のインスタントコーヒーとたばこ、輸出潜在品目のラーメン、キムチ、焼酎などに対する関税もなくなる。

韓国は1957年にトルコと国交を結んでから貿易収支黒字を記録している。昨年の韓国の対トルコ貿易額は58億8000万ドルで、貿易収支黒字は42億8000万ドルに達した。



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