日本が高校の教科書の独島（ドクト、日本名・竹島）領有権主張を強化し、今年の外交青書で「独島は日本の領土」という主張を繰り返す見込みだと、韓国メディアが報じた。これを受け、また韓日間で独島領有権および歴史歪曲をめぐる論争が生じる見込みだ。

報道によると、日本文部科学省（文科省）は２７日、「教科用図書検定調査審議会」を開き、高校教科書の検定結果を発表する予定だ。 今回、領土問題に関する教育を強化することにした０８年の高校学習指導要領と０９年の学習指導要領解説書に基づき、来年春から使用される高校教科書の最初の検定結果となる。 したがって独島領有権を主張する教科書が増えると予想される。

日本外務省は来月６日、２０１２年版外交青書で「竹島は日本の領土」という主張を繰り返す見込みだ。 日本は昨年の外交青書で、「日韓間では竹島をめぐる領有権問題を抱えているが、歴史的事実に照らしても国際法上でも、明らかに日本固有の領土だとする竹島に関する日本政府の立場は一貫している」と明記した。 外交青書は日本の外交活動と方向を記述した年次報告書。


一方、日本政府のこうした動きに対し、ソウル核安全保障サミットを開催中の韓国政府は外交的に難しい立場に置かれることになった。