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潘基文、宋相現、白鎮鉉…国際機関のコリアンパワー

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

左から、宋相現(ソン・サンヒョン)国際刑事裁判所(ICC)所長、康京和(カン・ギョンファ)国連人権最高代表事務所(OHCHR)副代表、白鎮鉉(ペク・ジンヒョン)国際海洋法裁判所(ITLOS)裁判官。

米国が世界銀行総裁候補として韓国系でダートマス大学総長のキム・ヨン氏を指名したことで国際機関に進出した韓国人の活躍像が改めて注目されている。外交通商部の資料によると、国際機関で活動中の韓国人は昨年末基準で398人。2002年の219人と比較すると2倍ほど増えた。国連事務局が64人、世界銀行が55人、アジア開発銀行(ADB)が46人の順だ。

国連には潘基文(パン・ギムン)事務総長をはじめ、金垣洙(キム・ウォンス)総長特別補佐官(事務次長補)、康京和(カン・ギョンファ)国連人権最高代表事務所(OHCHR)副代表、チェ・スンホン情報通信技術局長らが活動している。韓国女性では最高位職の康副代表は外交通商部国際機関局長などを務めた。また他の女性高位職ではイム・ギュオク博士がいる。イム博士は国立植物検疫院在職中の2010年3月に2年任期の国際植物保護協約(IPPC)副議長に選出された。IPPCでアジア人が副議長に選出されたのはイム博士が最初だ。

今月初めに就任した崔英鎮(チェ・ヨンジン)駐米大使は2007年10月にコートジボアール担当国連特別代表に任命されコートジボアール内戦を終息させるのに寄与した。国際原子力機関(IAEA)には朴鍾近(パク・チョンギュン)原子力発電局長、ハン・ピルス放射線・輸送・廃棄物安全局長をはじめとする韓国人職員30人がいる。国連傘下機関のアジア・太平洋担当者の場合、韓国人の活躍像が目立つ。キム・ウンジュ国際電気通信連合(ITU)アジア太平洋本部長、蘇万鎬(ソ・マンホ)食糧農業機構(FAO)アジア太平洋副代表、イ・ヒョンスク国連アジア太平洋情報通信技術センター(APCICT)院長らが活動中だ。


国際機関選出職にも相次いで進出している。最近再選に成功した宋相現(ソン・サンヒョン)国際刑事裁判所(ICC)所長のほか、権五坤(クォン・オゴン)ユーゴ国際戦犯裁判所(ICTY)副所長、白鎮鉉(ペク・ジンヒョン)国際海洋法裁判所(ITLOS)裁判官、ルワンダ国際刑事裁判所(ICTR)のパク・ソンギ裁判官らがいる。

韓国の国連分担金は5300万ドルで全体の2.26%、11位だが、国際機関進出者数字はこれに至らない。キム・ジェボム国連環境計画韓国委員会事務総長は、「これまで言語的障壁、閉鎖的な文化などの理由から韓国人の国際機関進出は先進国だけでなくインドやパキスタンのような国よりも振るわなかったのは事実。英語やフランス語に堪能なグローバル人材が育成され国の品格に見合った比重と影響力を確保しつつある」と話した。



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