記者はシン首相とインタビューを始めながら、ソウルで李明博(イ・ミョンバク)大統領からのあいさつの言葉を伝えた。 シン首相は「李大統領は私と最も懇意な指導者であり、2010年の共和国宣布当時、私たちが主賓として招待した」と語った。
--ソウル核安全保障サミットで李明博大統領と会えばどんな話をするのか。
「友人の李大統領と私は、韓国とインドの包括的同伴者協定(comprehensive partnership agreement)を結んだ。 私たちが会えば同伴者関係に実質的内容を与える話をすることになるはずだ。 特に科学・技術分野で両国民の交流拡大が重要だ。 地域安保と国際的な悪に対して、そして私たちが暮らしている世界の核安保と安全を増進させる共同の努力について対話するだろう」
--米国は中国を牽制していると考えるか。 インドが国際社会の2強の米国と中国のうち、どちらか一方の肩を持つことを要求されたことはないのか。
「中国はインドと長い国境を持つ、私たちの最も大きな隣国だ。 私たちの最も大きな貿易相手国でもある。 インドと米国の関係改善は05年に実現した。 インド人300万人が暮らしている米国は私たちの最も大きなビジネスパートナーでもある。 したがって私たちの目標は両国ともに親しく付き合うことだ。 親米と親中はゼロサムゲームではない。 巨大で躍動的な中国のような国は、どの国にも封鎖(contained)されない」
--ウォールストリートジャーナルはインド政府の腐敗と官僚的規制を批判する記事を掲載したことがある。 韓国のポスコもオリッサ州で製鉄所建設が6年間遅れるという苦痛を経験している。
「外部の観察者はよく偏った見解を出す。 インドは過去のいつよりも強力な開放政策を実施している。 ただ、政府はすべての利害当事者を考慮する民主的な手続きを踏まなければならないため、事業が遅れる場合がある。 ポスコの問題は複数の利害当事者が満足できるように、近いうちに解決することを心より期待している。 インドには300社以上の韓国企業が進出している。 私たちは鉄道、空港、発電、交通システムなどインフラ建設だけで今後5年間に1兆ドルを投資する予定だ。 韓国のより多くの企業が入って来て、インドの巨大な市場と若くて有能な労働力を活用することを望む。 インドのチャンスは大きく開かれている」
インド政府は人口12億人のうち購買力がある中産階級を3億人と推定している。 貧富の差が激しくても、市場は大きいということだ。 インドの家電市場はサムスン電子とLG電子がアイテム別に50-70%を占めているという。 小型車が大勢の乗用車市場では、現代(ヒョンデ)車がスズキ(50%)に次ぐシェア20%で、不動の2位を占めている。 「今はピークが過ぎた経済学者にすぎない」と謙遜するシン首相から感じられたのは、山戦水戦すべて経験した経世家の姿だった。 80歳のシン首相の表情は穏やかで、眼鏡の向こうからは理性の光が輝いていた。
<インド首相インタビュー>「高速成長した韓国、東方の灯」(1)
--ソウル核安全保障サミットで李明博大統領と会えばどんな話をするのか。
「友人の李大統領と私は、韓国とインドの包括的同伴者協定(comprehensive partnership agreement)を結んだ。 私たちが会えば同伴者関係に実質的内容を与える話をすることになるはずだ。 特に科学・技術分野で両国民の交流拡大が重要だ。 地域安保と国際的な悪に対して、そして私たちが暮らしている世界の核安保と安全を増進させる共同の努力について対話するだろう」
--米国は中国を牽制していると考えるか。 インドが国際社会の2強の米国と中国のうち、どちらか一方の肩を持つことを要求されたことはないのか。
「中国はインドと長い国境を持つ、私たちの最も大きな隣国だ。 私たちの最も大きな貿易相手国でもある。 インドと米国の関係改善は05年に実現した。 インド人300万人が暮らしている米国は私たちの最も大きなビジネスパートナーでもある。 したがって私たちの目標は両国ともに親しく付き合うことだ。 親米と親中はゼロサムゲームではない。 巨大で躍動的な中国のような国は、どの国にも封鎖(contained)されない」
--ウォールストリートジャーナルはインド政府の腐敗と官僚的規制を批判する記事を掲載したことがある。 韓国のポスコもオリッサ州で製鉄所建設が6年間遅れるという苦痛を経験している。
「外部の観察者はよく偏った見解を出す。 インドは過去のいつよりも強力な開放政策を実施している。 ただ、政府はすべての利害当事者を考慮する民主的な手続きを踏まなければならないため、事業が遅れる場合がある。 ポスコの問題は複数の利害当事者が満足できるように、近いうちに解決することを心より期待している。 インドには300社以上の韓国企業が進出している。 私たちは鉄道、空港、発電、交通システムなどインフラ建設だけで今後5年間に1兆ドルを投資する予定だ。 韓国のより多くの企業が入って来て、インドの巨大な市場と若くて有能な労働力を活用することを望む。 インドのチャンスは大きく開かれている」
インド政府は人口12億人のうち購買力がある中産階級を3億人と推定している。 貧富の差が激しくても、市場は大きいということだ。 インドの家電市場はサムスン電子とLG電子がアイテム別に50-70%を占めているという。 小型車が大勢の乗用車市場では、現代(ヒョンデ)車がスズキ(50%)に次ぐシェア20%で、不動の2位を占めている。 「今はピークが過ぎた経済学者にすぎない」と謙遜するシン首相から感じられたのは、山戦水戦すべて経験した経世家の姿だった。 80歳のシン首相の表情は穏やかで、眼鏡の向こうからは理性の光が輝いていた。
<インド首相インタビュー>「高速成長した韓国、東方の灯」(1)
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