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韓国最大スマホメッセ「カカオトーク」でフィッシング詐欺

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
加入者4200万人(12日基準)を超えるスマートフォン無料メッセンジャーアプリ「カカオトーク」でフィッシング詐欺が発生した。 カカオトークは暗号化方式で運営され、これまでセキュリティーに高い評価を受けてきた。

ソウル銅雀(ドンジャク)警察署は、自営業のチャンさん(52)から「カカオトークでフィッシング詐欺にあった」という申告を受け、捜査に着手した。

被害者のチャンさんは3日、中国に出張した友人のチュさんから「カカオトーク」を通じてメッセージを受けた。 普段から「カカオトーク」で対話する友人の名前と写真はそのままだった。 チュさんはチャンさんに「すぐに思いつくのはお前だけだから急ぎの連絡をしている」とし「妻に秘密のお金がばれたようだ。 妻に通帳にお金があることを確認させた後、すぐに送り返すからお金を送ってほしい」というメッセージを送った。


普段からお金を貸し借りしていた仲であるうえ、友人の名前で来たメッセージだったため、チャンさんは疑うこともなく言われた通帳の口座番号に600万ウォン(約45万円)を送った。 チャンさんは「2時間後に携帯電話を見ると、対話をした友人の名前と写真が他の人に変わっていた」とし「誰だと尋ねても返答がないので警察に申告したが、送金から10分後には現金を引き出して逃げた後だった」と伝えた。

警察関係者は「パソコンによるメッセンジャーフィッシングはあったが、スマートフォンバージョンの‘カカオトークフィッシング’の申告は今回が初めて」と述べた。

韓国インターネット振興院のファン・ボソン個人情報侵害事故点検チーム長は「最近急速に発展したハッキング技術のため、モバイルメッセンジャーを通した遠隔フィッシングも可能になっている」とし「アンドロイドスマートフォンの場合、必ず悪性コード検査をし、ワクチンをダウンロードするなど注意が必要」と伝えた。

メッセンジャーフィッシング=他人のメッセンジャーIDを盗用し、その人物を詐称しながら知人に金銭を送らせる犯罪。



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