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韓国には“私生ファン”、日本には“ヤラカシ”(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

アイドルグループのJYJ。

90年代に入ってオリキの過激な行動が問題になり、日本では所属事務所とファンがこれを規制するためのさまざまな措置を取ってきた。 オリキの代表格である「トップさん」を選び、所属事務所と緊密に連絡を取ってオリキが守る規則を決めている。 規則にはさまざまなものがあるが、まずは家の前で待つことは禁止、タクシーや車を借りて芸能人の車を追いかける行為(追っタク)も禁止、芸能人に触ったり、写真の撮影、サインを要請する行為も禁止だ。

詳細なものも多い。 例えば青少年保護レベルで午後10時以降は10代アイドルの追っかけをしてはいけない。 電車で芸能人と同じ車両に乗った場合にも(ジャニーズ所属芸能人は練習生時代やデビュー直後の頃はよく大衆交通を利用する)別の車両に移るのが原則だ。 これほどになると、ファンというよりもスターを守る「ボディーガード」のようだ。

とはいえ、すべてのオリキが規則を守るわけではない。 ルールを破って自分勝手に行動するファンは「ヤラカシ」と呼ばれるが、ヤラカシによる事故も少なくない。


かつてアイドルの宿舎に侵入し、こっそりとカメラを設置して物を盗む事件が発生し、所属事務所が自浄を要請する声明を発表したりもした。 09年にはヤラカシの1人がアイドルグループ「Hey!Say!JUMP」のメンバーの前に刃物を持って現れ、携帯電話を奪う事件が発生したりもした。 このようにさまざまな事件と試行錯誤を経て、日本では相対的に秩序整然としたファン文化というものが形成された。

芸能人の人権を侵害する過激なファン活動は犯罪になる可能性もある。 それが気に入らないとしてファンに手出しする行為も同じだ。 しかし衝撃的な今回の事件が「もっと早くに問題に取り上げられるべきだった」という点には全く同意する。 90年代序盤に始まった韓国のアイドルファンダムも、今や思春期を過ぎて成年期に入る時期ではないだろうか。



韓国には“私生ファン”、日本には“ヤラカシ”(1)

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