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前韓国大統領、南北首脳会談でFTA提案

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時、国家戦略レベルで北朝鮮との自由貿易協定(FTA)が推進され、07年10月2日から4日まで平壌(ピョンヤン)で開かれた南北首脳会談当時、盧武鉉大統領が北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記に「南北FTA」を提案した、という証言が出てきた。南北FTAは、民族間の内部取引形態だった無関税取引を国際的に公認してもらうという構想だ。

盧武鉉政権の核心人物は16日、「盧大統領が金正日総書記と平壌(ピョンヤン)で会った時、『南北FTAをしてみよう』と提案していた」と話した。また「金総書記は(韓国が)『FTAをするのは分かるが、後ほど見てみよう』と確答しなかった」と付け加えた。この人物は「南北FTAは現政権に入って廃棄されたも同然だが、いつかはまた推進されなければならない」とし、このような内容を伝えた。

これと関連し、韓米FTA交渉を総括指揮した金鉉宗(キム・ヒョンジョン)元通商交渉本部長は07年5月、盧前大統領に南北FTAの推進を建議したと、回顧録(『金鉉宗、韓米FTAを語る』)で明らかにしている。


世界45カ国と同時多発的にFTA交渉を始めた金鉉宗元本部長は中央日報との電話で、「FTAは競争力を強化し、富を増やし、統一国家に進むための第2の開港」とし「最終帰着地は南北FTAだった」と説明した。

当時の韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理(貿易協会長)も首脳会談直前の07年9月に記者らに対し、「北側がFTAに関心があり、政府は北側にFTA関連資料を送って理解を助けた」とし「南北FTAは金総書記の判断にかかっている」と話した。金鉉宗元本部長の建議後、実際に政府が南北FTAのために北側と事前作業を行っていたということだ。

しかし当時の統一部長官だった李在禎(イ・ジェジョン)統合進歩党顧問は電話で、「盧大統領が南北FTAを提案したことはない」と証言した。



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