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北朝鮮が4月に長距離ミサイル発射…米朝合意17日で破る

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
核安全保障サミットを10日後に控えた16日、北朝鮮が長距離ミサイル発射を予告した。

朝鮮中央通信はこの日、「金日成(キム・イルソン)主席の100回目の誕生日(4月15日)に合わせて観測衛星『光明星3号』を打ち上げる」とし「4月12日から16日の間に平安北道鉄山郡(ピョンアンブクド・チョルサングン)西海(ソヘ)衛星発射場(東倉里基地)から南側に打ち上げる」と明らかにした。

北朝鮮がいう「衛星」とは長距離ミサイル、特に大陸間弾道ミサイル(ICBM)だと国際社会は見なしている。北朝鮮は先月29日、「核実験と長距離ミサイル試験発射、ウラン濃縮活動を中止する」という合意文を米国と同時発表したが、17日で合意を破ったのだ。外交関係者の間では「金正恩(キム・ジョンウン)がオバマ米大統領の後頭部を強く殴った」という声が出ている。


クリントン米国務長官は声明を出し、「非常に挑発的な計画。弾道ミサイルと関連したすべての活動を禁止した安保理決議1718号、1874号を明確に違反した」と強調した。外交通商部の趙炳ジェ(チョ・ビョンジェ)報道官も「挑発的な行為を直ちにやめるべき」と述べた。

過去3回使用した咸鏡北道舞水端里(ハムギョンブクド・ムスダンリ)で発射したミサイルが東海(トンヘ、日本名・日本海)と太平洋の上空を通過したのに対し、鉄山で発射されるミサイルは西海(ソヘ、黄海)を通過してフィリピン海上側へ向かう。中国と韓国の間から発射することで、北朝鮮が核・ミサイル交渉にG2を引き込もうとする意図と解釈される。

韓国政府の当局者は「北朝鮮ミサイルを迎撃すると公言してきた米国も、言及を自制する中国も、極度に鋭敏になるしかない」と述べた。

中国外務省の劉為民報道官はこの日、「北朝鮮が発表した内容に注意している」と明らかにした。09年の北朝鮮の長距離ミサイル発射に対して「主権国の当然の権利」と述べたのとは違う反応だ。



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