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<韓国・古里原発事故>閉鎖的な運営が問題…「過去にもっと危険なことがあったかも」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

キム・スグン釜山(プサン)市議員が15日、釜山市機張郡(キジャングン)の海辺で、古里(コリ)原発事故防止対策について話している。後ろに古里原発1号機が見える。

「もっと危険な事故も、これまで知らずに過ごしてきたかもしれない」。

永遠に埋もれてしまうところだった古里(コリ)原発1号機の完全停電(Black out)事故を世間に知らせたキム・スグン釜山(プサン)市議員(52、セヌリ党、機張郡)は、これまでの不満を語った。

キム議員は先月20日午後7時、釜山市機張郡日光面(キジャングン・イルグァンミョン)の食堂で、「古里原発で電気が止まり、非常発電機も動かなかったというが、大丈夫なのか」という声を聞いた。 古里原発1号機の定期点検に参加した協力業者の職員(4人)と見られる人たちが酒の席でしていた対話だった。


キム議員はこの対話の事実を確認するため、古里原発側に3度も確認を試みたが、黙殺された。 結局、13日の報道で当時の話が事実であることを知った。

--聞き流すこともできる対話の内容をなぜ疑ったか。

「昨年の福島原発事故後、釜山市議会で古里原発を訪問し、原発には外部からの電源供給が中断しても、非常ディーゼル発電機など非常電源供給システムがあるから問題はないという説明を聞いた。 それで対話の内容に疑問を感じた。 古里原発で小さな事故が発生すれば、これまでは携帯電話の文字メッセージが送られてきたが、今回は送られていない点もおかしかった」

--何を質問したのか。

「3度目の試みでキム・ギホン古里原発経営支援処長にようやく会えて、10分間ほどのブラックアウトがあったかどうか、非常発電機が作動したかどうか確認してほしいと次げた。 キム処長の最初の返答は『それは何の話ですか』だった」

--何が事故隠蔽の原因と思うか。

「保安施設を口実に情報を政府と韓国水力原子力だけが共有する閉鎖的な運営が問題だ。 こうした運営体系では、自分たちが勝手に事実を操作しても誰も分からない。 今後は政府、韓国水力原子力、機張郡、釜山市民の間の監視機構など、5つの機関・団体が一部の情報を共有しなければならない。 古里原発の影響圏である釜山・蔚山・慶尚南道(キョンサンナムド)には約500万人が暮らしている。 国民の命を担保に嘘をつくことがあってはならない」

--今回の事件が与える教訓は。

「福島原発事故の後、韓国の原発は安全だとどれほど騒いでいただろうか。 防波堤を高めて、安全対策を立てると言った。 国民は誰を信じればいいのか。 職員の安全意識を変える必要がある。 着実に再発防止対策を立てなければならない。 昨夜、建設中の新古里3号機で蒸気を抜く音に驚き、住民が睡れないほど敏感になっていた」



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