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米学者「金正恩、米国を挑発する可能性も」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

米国の著名な国際政治学者グレアム・アリソン・ハーバード大ベルファーセンター所長。

「世界53カ国首脳が数時間ずつ飛行して集まること自体が、潜在的な挑発勢力には強力なメッセージとなる」。

米国の著名な国際政治学者グレアム・アリソン・ハーバード大ベルファーセンター所長は、ソウル核安全保障サミットの意味をこの一言で要約した。

核安全保障サミット賢人会議に出席するため訪韓したアリソン所長は13日、中央日報とのインタビューで、世界的な核安保と北朝鮮情勢について診断した。 特に過去10年間の韓米中3カ国の対北朝鮮政策を「失敗の歴史」と表現し、「同じ失敗をしないように3カ国が額を集めて、統一後プランまで考慮した対北朝鮮政策を考えなければならない」と主張した。 米朝の融和雰囲気に惑わされるなという指摘だ。


アリソン所長はロナルド・レーガン政権(共和)で国防部特別補佐官を、ビル・クリントン政権(民主)で国防部次官補を務めた超党派の核安保専門家だ。

--先月ニューヨークタイムズとのインタビューで、イラン核危機を1962年のキューバミサイル危機の「スローモーションバージョン」と語った。 北朝鮮の核危機に対する評価は。

「キューバミサイル危機は人類史上、最も危険だった外交的事件だ。 ところがこの事件を主導したフルシチョフより金正日(キム・ジョンイル)は数倍も危険な人物だった。 キューバ危機は62年10月22日から11月2日まで11日間で幕を下ろしたが、北核危機は10年以上続いている。 さらに検証されていない若い指導者である金正日の息子が突然、権力の座に就いた。 昨年の韓国海軍哨戒艦『天安(チョンアン)』爆沈のような挑発だけでなく、米国に対しても何か挑発を企む可能性が高い。 緊張を緩めることはできない」

--しかし最近、米朝は北朝鮮のウラン濃縮プログラム(UEP)暫定中断と米国の対北朝鮮栄養支援に合意した。 米国は北朝鮮にだまされないという意味で「同じ馬を2度は買わない」と話していたのではなかったのか。

「個人的には同じ馬を2度買うことに反対しない。 むしろ支持する。 北朝鮮は‘失敗国家’であり、‘強奪者’であり、極端主義的な性向だ。 こういう相手なら同じ馬を2度買って危機を避けるのが正しい」



米学者「金正恩、米国を挑発する可能性も」(2)

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