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「韓国行きを望まない脱北者多い」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
脱北者の強制送還が国際的な問題になっている中、最近、家庭の不和や生活苦などによる人身売買型の脱北例が増えているという。

米自由アジア放送(RFA)が北朝鮮現地の消息筋から入手した情報によると、最近は特に韓国行きを目的としない住民の北朝鮮脱出が続いている。 咸境北道(ハムギョンブクド)の消息筋は「1月に会寧市で夫とけんかをした後に行方不明なっていた女性が数日前に税関で捕まった」とし「現在、夫と一緒に国家安全保衛部に拘束された状態」と伝えた。 また「この女性はいわゆる‘単独渡江’をした。最近、渡江費(豆満江を渡る費用)があまりにも高くて、国境警備隊を抱き込まずに単独渡江する例が増えている」と付け加えた。

消息筋は現在、自分が住む村の妻帯者の3分の1が一人暮らしで、この3、4年間に家庭を置いて中国へ行った女性がかなり多いと主張した。


北朝鮮は離婚手続きが難しく長い時間がかかり、夫の虐待に我慢できない女性が中国に脱出するケースも多いということだ。 生活苦に耐えられず金儲けのために脱北し、これまで連絡が取れない女性も少なくないという。

一方、両江道(リャンガンド)の消息筋は「韓国行きのために北朝鮮を脱出したという人たちはごく一部にすぎない」と主張した。 最近、両江道では人身売買がまた盛んに行われていて、人身売買で売られる女性の大半は、韓国行きよりも中国人と結婚したり、中国の酒類提供飲食店に就職することを目的にしているという説明だ。 中国の飲食店に雇用された北朝鮮女性は外貌や年齢によって1カ月に1500-2000元(約2、3万円)ほど受けるという。

金晋希(キム・ジンヒ) 記者



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