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仏ルーブル美術館と漫画の出会い...日本漫画家も参加(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

創意的なものを追求する芸術家にとって博物館ほどの良いコンテンツはあるだろうか。日本の漫画家、荒木飛呂彦氏はルーブル博物館を扱った漫画を描き、建物だけでなく、ここの膨大な所蔵品からもモチーフを得た。ルーブル博物館のガラスのピラミッド前に立った主人公の誇張されたポーズは、この博物館所蔵品であるミケランジェロの「瀕死の奴隷」(15-16世紀、写真の下)をモチーフにしている。

#1.パリのルーブル博物館の最も有名な作品「モナリザ(La Joconde)」。レオナルド・ダ・ヴィンチは本来、この作品をいくつか描いた。一見、同じように見えるが、表情ごとに細かな違いがある。ルーブルはその間、「モナリザ」を1点ずつ順に展示した。恩寵、寛容、郷愁…。すべての人が同じ微笑みを見たのではなく、さまざまな解釈で神秘感は増幅された。

#2.ルーブル博物館の閉鎖された地下室には「月下」という日本画がある。「モナリザ」とは正反対で、この世で最も黒く、最も邪悪な絵だ。この絵を見ようと地下室に下りて行った人が順に呪われる。本当だろうか、いや、これはあくまでも想像だ。想像の最前線にいる、漫画家らの作品だ。

世界文化遺産の宝庫であるルーブルが漫画に新しく生まれかわった。博物館側は漫画家に博物館をテーマに描いてほしいと依頼した。最も古典的な芸術品を所蔵しているこの博物館が、最も大衆的な芸術媒体といえる漫画と手を握った一種の異種交配だ。一般人に積極的に近づこうとする美術館の意志が読み取れる。


選ばれた漫画家は所蔵品だけでなく、膨大な収蔵庫、地下室など一般人は近づくのが難しい博物館の隅々を1週間でも1カ月でも歩き回り、ここから得たインスピレーションを漫画にした。博物館漫画といっても「子ども西洋美術史入門」などの教育漫画と考えれば誤算だ。

天才たちの遺産を長い歳月をかけて集めた場所、人間が感じられるあらゆる驚異の集合体、その博物館が与えるものが、漫画家の指先から再誕生した。米国・欧州などで人気の「グラフィックノベル」(Graphic novel、小説ほど長くて複雑なストーリーがある漫画)の一つだ。



仏ルーブル美術館と漫画の出会い...日本漫画家も参加(2)

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