21日午後、ソウル鐘路区(チョンノグ)の中国大使館前で脱北者を心配する弁護士会の関係者が脱北者の送還中断を要求している。
北朝鮮を抱き込んでいくという中国の韓半島政策が変わらない限り、脱北者の処理で中国当局が柔軟な姿勢を見せるのは難しいというのが専門家らの分析だ。こうした状況で脱北者の処理に対する国際社会の圧力が加われば、脱北者に対する中国当局の取り締まりと強制送還措置はさらに厳しくなる可能性が高い。一部の人権団体から、韓国政府の公開的な圧力が中国をさらに硬直させるという指摘が出ている理由だ。
外交通商部は26日からスイス・ジュネーブで開かれる第19回国連人権理事会でこの問題を取り上げながらも、中国を名指ししない計画だ。圧力だけでは問題を解決できないという判断から、国際世論を喚起するレベルにとどめるということだ。
脱北者の処理をめぐり、韓国と中国がずっと平行線をたどる場合、両国の外交懸案は膠着状態に陥るおそれがある。すぐにも両国首脳が早期に始めることで合意した韓中自由貿易協定(FTA)の進行が不透明になる。また、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去後、北朝鮮の非核化を推進するには中国の役割が絶対的だが、韓中間に外交的な問題が生じれば緊密な協力が難しくなるおそれもある。
<脱北者強制送還>中国、露骨な“黙殺”…韓中外交に悪影響の恐れ(2)
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