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北、韓国の米軍基地を狙った放射砲を開発…すでに実戦配備の情報も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が韓国の中部地域一帯を砲撃できる射程距離170キロ(最大200キロ)の最新多連装ロケット砲(放射砲)を最近開発したことが確認された。休戦ライン付近で発射すれば、竜山(ヨンサン)から移転する平沢(ピョンテク)の米軍基地はもちろん、忠清南道(チュンチョンナムド)鶏竜台(ケリョンデ)の陸海空3軍統合基地まで砲弾が届く。

韓国政府の当局者は21日、「北朝鮮が従来の240ミリ放射砲の射程距離(最大90キロ)を2倍ほど増やした300ミリの放射砲の開発を終えた」とし「中国の技術を導入して改良したとみられる」と述べた。

韓国当局が入手した資料によると、北朝鮮が新しく開発した300ミリの放射砲は砲弾の長さが3メートルを超え、ロシア製の衛星位置情報システム「グロナス(GLONASS)」技術を適用して誘導機能を持つ。


軍当局者は「従来の放射砲が発射当時の推進力で目標地点まで飛んでいく慣性航法システムである半面、300ミリ放射砲は正確性が高い誘導システムなのでさらに脅威的」と明らかにした。また「北朝鮮の放射砲は韓国軍に最も脅威的な武器。北朝鮮もこれをよく知っているため、放射砲の射程距離を伸ばそうと中国技術の導入に力を注いできた」と説明した。

特に、北朝鮮は竜山の在韓米軍が平沢に移動するのを契機に、平沢基地を打撃できる武器の開発に拍車を加えてきたという。今回開発した放射砲を2010年11月の延坪島(ヨンピョンド)挑発当時に使用した海州(ヘジュ)砲台から発射すれば、新しく建設中の平沢米軍基地が着弾地域に入る。軍当局は北朝鮮の新しい放射砲の実戦配備の可能性に注目しながら対応策を準備中という。

情報関係者は「北朝鮮が300ミリ放射砲の開発を終えて実戦配備したという情報がある」と述べた。特に、北朝鮮が昨年から閲兵式で現役が使用した放射砲の一部を予備軍の労農赤衛隊に移したことが確認され、現役に新しい武器が配置された可能性がある。



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