昨年、現代（ヒョンデ）自動車グループが実績好調を継続し、１位のサムスングループとの差を大きく狭めた。 金融情報会社エフエヌガイドと金融監督院（金監院）の公示システムによると、サムスングループ上場１２社の昨年の当期純利益は前年比１７．８％減の１７兆３６４７億ウォン（約１兆１５００億円）だった。 一方、現代車グループ製造上場８社は前年比９．５％増の１６兆９８１０億ウォンの当期純利益となった。 両グループの当期純利益の差は２０１０年の５兆６２７１億ウォンから昨年２８４６億ウォンに縮まった。 営業利益の差も６兆ウォンから３兆ウォンに狭まった。 教保証券のソン・サンフン・リサーチセンター長は「大地震と円高の影響で日本の自動車企業が苦戦を免れず、現代車グループに反射利益が生じた」と話した。

時価総額の増加率も、実績好調の現代車グループが１０大グループのうち最も高かった。 今月１６日基準で現代車グループの時価総額は２１７兆ウォンと、２０１０年に比べて１６％ほど増えた。 同じ期間、サムスングループも時価総額が１３．７％増の２７９兆６０００億ウォンとなった。 ＬＧグループと韓進（ハンジン）グループは実績の悪化に苦しんだ。 ＬＧグループ９社は昨年の営業利益が前年比４０％減、当期純利益は６４．２％減となった。 前年に比べて純利益が増えたのはＬＧ生活健康だけだった。 大韓航空や韓進海運などの韓進グループも営業利益と純利益ともに赤字となった。