仁寺洞(インサドン)の象徴として知られている「サムジギル」。
総合ショッピングモールの第1世代、COEXモールにある映画館「メガボックス」。
市内バス143番“時空を超えたショッピングバス”…三成洞(サムソンドン)~清潭洞(チョンダムドン)~高速バスターミナル~梨泰院(イテウォン)~仁寺洞(インサドン)
ソウルの魅力の1つは、いろいろなショッピングを楽しめることだ。143番バスに乗れば、三成洞のCOEX(コエックス)モールから仁寺洞まで、まるで時空を超えるようなショッピングができてしまう。COEXモールへ行くには、「韓国貿易センター」で降りよう。大型書店からデザインアクセサリーを売る店舗に、アウトレットショップ、フードコート、マルチプレックス映画館、アクアリウムなどが1カ所に集まっており、ショッピングモールの第1世代といえる。老若男女、誰でも時間を楽しく過ごすことができるので、週末になるとすれ違うにも苦労するほど人が集まる。
次は清潭洞だ。「韓国貿易センター」から15分程度バスに揺られると「清潭小学校」に到着する。清潭十字路から鴨鴎亭路に沿って、世界の名品ブランドショップや有名ギャラリーが列を成している。円形の幾何学模様がトレードマークの「10 Corso Como(コルソコモ)」は、ガーデンカフェと書店が入った1 階と世界のファッショントレンドをうかがうことのできる2・3階のファッション売場で構成されている。2010年にニューヨークタイムズの記事「2010年に必ず行くべき31の場所(The 31 Places to Go in 2010)」にソウルの代表的な名所として紹介された。
蚕院洞(チャムウォン)アパート団地の間を通り抜けたバスは、次は「高速バスターミナル」に向かう。高速バスターミナルは地下鉄3、7、9号線が出会う乗換駅で、バスターミナルの利用乗客も合わせると流動人口が多い。女性衣類や靴、アクセサリーなどを比較的安く購入できるため、“江南の東大門市場”としても知られている。
南山(ナムサン)3号トンネルに入る前の、「中央経理団」停留所から始まる梨泰院探訪も外せない。フェナムギル(ツリバナ通り)を通って 地下鉄「梨泰院」駅まで歩いて行くと15分程度かかる。ハミルトンホテルの向かい側 には保税(関税のかかっていない)服屋が集まっている。世界各地から空輸したアクセサリーから、外国人を対象にしたビッグサイズ服などを売る店などさまざまな店舗が集まっている。
梨泰院を通ったバスは明洞を経て、次は仁寺洞に向かう。「鐘路2街」で降りて、タプコル公園側の仁寺洞ギルに従って、安国洞(アングクドン)ロータリー方面に移動しよう。骨董品競売のやり取りをする商店、1970~80年代に流行ったメンコ、ガチャポンの機械を売る店などが軒を連ね、辺りは特有の雰囲気が漂う。横町とつながるユニークな設計の「サムジギル」には若者が好むような各種アクセサリーショップや飲食店などが集まっている。
TOUR TIP
紹介した地域ごとに目を引く店が多い。見て回る店をいくつか決めて行くのが効率的だ。冬季(12~2月)の清潭洞のブランド通り一帯は“光の通り”に変身して観光客を迎えている。夕方になれば、清潭十字路からギャラリアに続く道にはLEDの照明が灯される。窓の外に見える光の装飾が、周辺ショップの華やかなショーウインドウと絶妙な調和を生み出して、いっそう美しく感じられるだろう。
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